- 技術
- 2015. 01. 24
理想ではない髪
最近聞いた、若い美容師同士の会話の一部分
A「今度◯◯ちゃんで個人撮影しようと思うんだよね」
B「◯◯ちゃんって難しいからやめたほうがいいよ」
A「なんで?」
B「髪がすごい広がって扱いづらいから」
A「そっか、じゃあ違う子にしようかな・・・」
B「絶対その方がいいよ失敗するのやだしねー」
この会話、すごく残念で仕方なかった
個人撮影を率先してやるなんて頑張っていてとても良い事なんだけどなぁ
難しい事目の前にあってそれを「避ける」よりも「乗り越える」経験の方がはるかにこれから役にたつのにな
僕自身、今までに撮影や講習などで何度も「理想ではない髪」でやらなければならない事が沢山ありました
撮影や講習などでモデルさんお願いしなければならない場面で、必ずしも「やりやすい髪」でできるとは限りません
「やりづらい髪」だったとしても、その時に持っているアイテムで最高のモノを創れなければならない
そんな場面を考えてみたら
難しい髪から「逃げる」よりも「扱い慣れる」方が得じゃないかな?
難しいモノができるなら簡単なモノはもっと簡単に感じるはず
本当に自分が雑誌で撮影をする機会が来るかもしれない
そのための準備なら、今失敗したっていいじゃないか
むしろ
できるまで挑戦した方がいい
誰がやっても可愛くなる髪よりも
誰がやっても可愛くならない髪を可愛くできる、方が撮影の幅も広がるしお客様も増えるってもんじゃないかな
なんて思いました
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