- コラム
- 2018. 11. 06
AIがもたらす美容室市場への影響
今年もあっという間でしたね。
もう11月。2018年もいよいよ終わりに近づいております。
ラスト2ヵ月も走り抜けたいですね。
さてさて11月のオーサーテーマですが、AIについてお題を頂きました。
「AI。ぶっちゃけ美容室に関係あります?」っという事。
正直よくわからない人が多いのではないでしょうか?
なんか美容業界にあまり関係ないような感じもしますが、実はウェブの方には大きく影響してくると実感しています。
●広告配信の精度に差がなくなる
まず大きく変わるのがWEBの広告配信。
インターネットを絡めた広告配信ですが、今現在はスキルを持っている人が独占していると思います。
特に美容業界で、ネット広告を適切に配信している美容室はほとんどないと思っています。
しかし、AIが自動的に適切なキーワードを導き出し文章を構成し配信するようになると、もうそこに対してスキルが必要なくなってきますよね。
フェイスブックの広告なんてそうなんですが、まだまだ精度は甘いものの、設定していく段階でほとんど自動で文章が組み上げられてきますからね。
これが、市場の検索ワードをAIが読み取るようになり精度の高い文章構成が作られるようになると、広告配信の精度に差がなくなり、今よりもウェブ上に広告を配信してくる美容室が増えてくる可能性があります。
そうすると、似たような広告で溢れてくるという現象が増えてきます。
似たような美容室が増えれば広告も同じようになりますからね。
●文章力・構成力が唯一のオリジナルになるがそれすらも・・・
ではどこで違いを出せるかというと、文章力。
ライティングスキルというやつですね。
ただ、このライティングスキルすらも、同じようなコンセプトの美容室が増えてくると、ホームページがモデリングされてリライト。
構成や文章をちょこちょこっと変えてリライトされたホームページで溢れてきます。
その為、コピペされないできない”唯一”のポジションを作っていかなければいけません。
●最終的には自社の強みで社会に対してどんな働きかけができるか?
ここかなと。
言い方を変えると真似がされないポジション取りや、寄せる事ができない活動の仕方をしていくことだと。
1つの例ですが、髪のケアやトリートメントに特化させ全都道府県にサロンを作ることができれば、まだそういった会社はありません。
なので、”日本で唯一のヘアケアサロン”というポジションが取れ、語れるわけです。
これをコピーするには、同じような成長軸で活動しなければなりません。
そのような組織はほとんどなく、やすやすとはコピーされないでしょう。
●AIの発達により、プロダクトの強さとスピード感が重要視されてくる
という事ですね。
露出のされ方の違いがどんどんなくなってきていて、スキルが必要だったところがオートになるので、よりプロダクト、会社が社会に対しての取り組み、シェアの広さ、スピード感、がより重要視されていくと思います。
小手先のものではなく、まさに”軸”の部分。
技術力とはまた別の、会社として世の中にどんな取り組みをしていきたいか?という想いの部分を活動テーマにしていけるか?
そしてそれが目に見える形にしていけるかどうか?
という事かなと思っています。
ありがとうございました。
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