• 教育
  • 2014. 07. 16

【何度も同じ事を言わせる素直な子と1度しか言わせないが生意気な子】

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(写真と内容は関係ありません。)

ここんとこ最近、アシスタントに付けては卒業(スタイリストになる)を見送り、またそして卒業に近い子を付けては見送り…

そうして、全体的にも沢山のアシスタントと関わり仕事をしています。

僕は基本的に「育てる」という概念はあまりなく、一番の理想像としては…

「育てるというより育つ」

というのが理想論で、直接何か指導してどうこうというよりは、割と自分で過ごす中で感じて、自分に対して自分でストイックであって欲しいと願っています。

【あまり激しいツッコミを入れなくなってしまった】

かつては割と言う方でしたが最近では思ったとしてもあまり言う事もなく、あー。んでもこれは押さえといて欲しいなぁ。という所のみを言う様にし、ある程度は他の所からの指導も期待しつつ過ごしている部分があります。

そんな中で感じる事も多々あり、ある種特徴みたいなものもあるなぁ。と感じています。

*「何度も同じ事を言わせる素直な子、あまり何度も同じ事を言わせないが生意気な子」

もちろん沢山の人がいて、かなり極論になりますが、近年、上記の様な2タイプの人が多い様に思っています。

前者は、「指導されると素直に聞き入れる、表面上では反省の顔色をし、次に活かそうとする雰囲気を出す。」

後者は、「指導されると、あまり良い顔をしない、ブスッとしている、ネガティブな雰囲気を出す。」

これだけ見ると後者の方はめちゃ悪い感じがしますね。

んでも割と前者の方側の特徴としては…

「何度も同じ事をする。言わせる」

みたいな所があり「???」と思う時もしばしばです。

ほ、本当にいつも聞いているのだろうか…?

そんな風に思ってしまう時もあります。

割と後者の方が「同じ事を言わせず、技術スキルも上がるのが早い傾向」にあると思っています。

僕は恐らく後者側のアシスタントでした。

それこそ生意気で先輩は手を焼いた事でしょう。

僕は先輩にめちゃ恵まれていたと思います。

アシスタント時代の先輩は現在も輝かしい活動や内容をされている方が多くて本当に尊敬しています。

そんな先輩方も「後者側」のアシスタント時代だった様に思います。

「表面上に見える感情と中身は別物」

と思っていて、一見不服そうに見える、そして間に受けてなさそうな人はどちらかと言うと芯は素直でストイックな人が多く、コミニケーション能力も高い。

と、こういってしまうとかなり立ててしまう見解になるのですが、そんな感じがしていて…

僕個人の話になりますが…

アシスタント時代はいつも切迫した空気を感じていた。恐怖もあった。

勝手に感じていただけに過ぎないのですが当然怒られる事も多く、当たり前ですが…

怒られたくはない。

わけでそれの為に色々考えるし、バカな分余計な事も考えず、上手くなる事しか考えた事なかった。

危険回避能力と言いますか…
そういった様なものが勝手に育ちつつ、とりあえず場面で常に選択というものをし、外れたら怒られる。というルートになっていたわけで、外れた事に「チッ」となり感情が出ていた様に思います。

大体、後者側のアシスタントの方が卒業(スタイリストになる)スピードが早かった様に思いますね。

そして現在も沢山のお客様に支持をされている方が多い様に思います。

これによって何が言いたいか?と言いますと…

一見、素直に見せるけど自分のスキルへの吸収率は低い人が増えたよね。

ということ。

表面上の器用さだけ見せていても結局中身に伝わっておらず、また結局同じ事を繰り返す。

そして、卒業を迎えるスピードの低下。

みたいな現象が日本全体に起きているのではないだろうか…

感情を出す事に億劫になっていないだろうか…?

結果、「仕事がつまらない」という事になっていないだろうか…?

そんな空気を日々感じています。

別に感情出したっていい。んでも、出さないで表面上の素直さで感じさせる振る舞いをしていても結局、本人の役にたっていないのであれば意味がない。

そんな風に思いませんか。

消極的な人が増えているなぁ。ということを感じています。

別に表面上バカなやつでいい。生意気なやつでいい。

ただ真っ直ぐに芯を持ち、技術に対してストイックであったり、感情を出した結果が失敗であっても反省し、次に活かせられればいい。

そんな感じに思います。

*貴方はどっちですか?

一見素直そうであっても2度同じ事を言わせる仕事はしてませんか?

出来るだけ反省は一発で仕事を決める様に努力していきたい所ですね。

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