• コラム
  • 2018. 10. 06

時代と市場に合わせたカリキュラムの変化

気づけば今年も3ヵ月で終わってしまいますね。

毎日があっという間に過ぎていきます。

今回のテーマは、「カリキュラム変化」について。

自身の考えと経営しているディアーズの行動軸に合わせて述べさせていただきます。

●カリキュラムやマニュアルの存在

美容室は年々増えて言っていますが、サロンの形態も本当にさまざま。
多くのサロンにカリキュラムやマニュアルというものが存在しています。

”理容室・美容室”というカテゴリーはとにかく幅が広く、

髪だけではなく、着付けもあれば、ネイルやアイラッシュやリラクゼーション系のヘッドスパマッサージ、他にもシェービングなども含まれています。

自身はカリキュラムというものがまだ存在していないサロンに入社し、幅広く技術を学ぶ事をさせていただきました。

髪だけにしても、シャンプーから始まり、カラーリングやパーマ系の技術、そしてカットの技法とデザインを学んでいきます。

ハサミを持つまでに3年~5年かかる理美容師も少なくはありません。

カリキュラムやマニュアルの役割は、迷わずに進むための導き書であり、会社としてのブランドを作るための原点ポイントとなる存在だと個人的に思っています。

●お客様も働く美容師も求めるものが変わってきている

市場に多くの美容師が独立して店を構える事でいまやコンビニの3倍はあるといえるほどまでに美容室が増えてきています。

そんな中、生き残る選択の一つとして、時代や価値の変化と主に様々な思いをコンセプトとして反映させ「市場にない(少ない)」サービスやポジションを見つけたサロンが増えてきています。

リラクゼーションをメインに取り扱ったり、カラーリングに特化させたり、個室にして空間に特化させたり、トリートメントに特化させたり等々。

いかにお客様や時代に合わせ、必要とされているサービスやライバル店が少ない場所を見つけるかも重要な戦術の一つです。

そしてその戦術を実行するためのカリキュラムはサロンによって大きな違いが出てきています。

●キレイな髪へ導くトリートメントに特化させた

当社Dearsグループでは、ダメージや質感で悩む女性の髪をキレイな艶髪へと導くためのサービスに特化させています。

そう決めた背景に、お客様がサロンへ求める要望の幅広さにあります。

カット、カラー、パーマ、リラクゼーション(系)、

これらは1つひとつが全く異なる技術の為、浅く広くすくっても特別な技術と評価してもあるところまで昇華できないのが現状です。

もちろん5年~などの歳月を重ねればそれこそ昇華することは可能かもしれませんが、その先に待っているのは全てを取り入れた力がある大手ブランドサロン。

人材、資金、戦術、など揃えている大手が構える市場に参入するためには、大手と違う事を選択していかなければ見つけてもらう事すら難しいのが現状です。

違いを出し、今の時代にゼロからスタートしても店舗として必要としてもらうためにも髪のケアやメンテナンス(トリートメント)に全てを特化させました。

カリキュラムには、当社オリジナルの薬剤の活用方法やお客様に伝えるカウンセリングの方法を中心として学んでもらうように組み上げてあります。

幅を狭くしてケアで深掘りする事により、髪のダメージでお悩みの方へ少しでも寄り添えるようにしています。

●どうありたいかと向き合い続ける事しかできないと思ってる

ディアーズを立ち上げ経営をしてまだ3年が経過したところですが、結局は会社としてどうありたいか?社会に対して何ができるか?と向き合い続ける事しかできないと思っています。

やりたい技術や挑戦したい事など上げだしたらきりがありません。

限りあるリソースの中で、

お客様に何を提供して社会に働きかけていきたいか?

同じように社員にも、うちならではの「こうありたい」を理解してもらいその為のカリキュラムを学んでもらい成長し続ける。

時代からズレを感じてきたらすぐにでもカリキュラムを組みなおし、あり方が必要されるかを見直す。

自問自答を繰り返しありかたを言語化し、ひたすらこの作る⇒見直すの繰り返しだと思っています。

●それが欲しいと思ってくれるお客様と美容師に出会うために存在していく

そして作り上げたものに対してお客様やスタッフが、「ここでよかった」と言っていただければ、それ以上の喜びはないと考えています。

そこの思いを形にするためにカリキュラムをくみ上げ、想いを一緒に共有してくれる仲間とともに必要とあれば変化させていきたいと思っています。

ありがとうございました。

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