• コラム
  • 2015. 10. 30

少しの勇気と行動力があれば大体なんとかなるはず。

こんにちは。

今月のオーサーテーマ「今やっている仕掛け」ということで、何を書こうか迷っていたんですが、今狙っていることと思っていることについて書こうと思います。

 
漠然と・・・ですが、仕掛けというと現在の会社、店舗もしくは個人レベルでなにかを改善(つまりより良くするための)するための仕掛けは皆さん常々考えて仕事されてるのかなーと思います。

それも恐らくWEBで何かをするという方向性なのかな?と思うんです。

勝手な予測です。
 

僕が仕掛けというか前から考えているのは“日本で新マーケティングを作る”ことです。

誰にもできないこと・・・とは言いませんが、誰もやらなそうなことをしようと思ってます。

新マーケティングというとつまり美容室であって美容室ではないもの。

いくら美容室が周りにあってもライバルがいないような状況を作りたいと思っています。

 
策はいろいろあるのですが、その中の大きな1つが外国人が気軽に利用できる美容室という点です。

現状、Pool Magazineのオーサー小林さんのサロンASSORTも含め東京にわずか数店舗ですがそういった美容室は存在します。

正直行ったことがないのでなんとも言えませんが、二番煎じと言われればそれまででしょう。

ですが、一応そういった美容室にはないものをさらに加えて別のモノにしてしまいたいと思っています。

 

今回はなぜ外国人なのか?という点について書こうと思います。

 

1番の目的として過去に日本で美容師をしていた時に感じていた「日本で暮らす外国人が感じる美容室の利用しづらさ」をどうにかしたいという点。

それから「日本人と外国人の交流の場を作りたい」「いろんな国の文化や言葉に触れられる場にしたい」という思いもあります。

あとは“日本の美容業界と逆を行きたい”からです。

 

まず、なぜ外国人は日本で美容室を利用しづらいのか?について。

 
それはいくつか理由があります。

まず言葉の壁から生まれるギャップ。

日本人美容師が髪質や好みを理解してくれないこと。

外国人に対しても日本のスタイルが合うと思う美容師の勘違い。

 
 
1番大きな原因がやっぱり言葉です。

「痛みが気になるが長さは残したい」「レイヤーをいれたい」「前髪は切りたくない」「すきたくない」「毛先は揃えたい」「顔周りだけかるくしたい」 

日本語では普通に会話できるそういった内容、つまり要望をしっかり聞けるかどうかに加え、その人が好むスタイルやその人が気になる髪の癖を理解できるかどうかといったところです。

髪質がどうとか以前の問題です。

 
 
僕は日本を出る前に外国人の友達がお客さんとして来てくれていました。

みんな口々に「どこに行っていいかがわからないから」と言っていました。

  
自分で黒染めをしてパサパサしてたり、キッチンバサミで前髪を切ってガタガタしてたり・・・。

 
その理由がお金がないとか、忙しいとかではないんです。

 
なんだか僕は悲しくなったのを覚えてます。

せっかく日本に憧れて来ても、自身の髪はバサバサ、伸びてボサボサ。

別に誰のせいでもないのですが、なんだかなーという感じでした。

そういう人々を助けることができたらいいなと思い、そういった人々もこれるサロンをつくるのが夢になりました。

 
 
もう一つ、今の美容業界の逆を行きたいという事についてですが・・・

 
近年海外出店する美容室がとても増えているように思います。

実際海外に出てみると、大都市であれば大体日系サロンというものが存在します。

ニューヨークやロンドン、パリはもちろんのこと、近年はアジア諸国にこぞって出店している傾向にあるように思います。

 
なぜ美容室を海外に出すのか?

答えは簡単です。

日本という国が国際交流をどんどんしていっているからです。

国というくくりだとアレですが、日本の大中企業がいろんな国にどんどん進出していってますよね。

最近だとメキシコやミャンマーなどに進出することも多いそうですね。

すると何が起きるかというと、社員が派遣されるわけです。

駐在員という人々です。

そうでなくても、海外に出てく日本人は年々増えていく一方だといいます。

 

例えば、とある国に何百人、何千人〜という単位の日本人が住む街があるとします。

でもそこには美容室はありません。

みんな現地の美容室には行けなくて困ってます。

 
そんな環境のとこに出店したらきっとみんな喜んで来てくれます。

簡単な話です。

単価高くても来るはずですし、別にその国の言葉なんて話せなくてもいいのです。 

 
だから海外にどんどん進出しているんだと思います。

 

ですが、“美味しいビジネスの話”と食いつく人が後を絶たないでしょう。

翌年には別の美容室が進出してきて、翌々年にはひとつの町に5店舗できてしまったとします。

 
かつては、独占状態だった顧客が単純に5分割されます。

そうなってくると現地人をお客様として呼び込むしかないですよね。

するとまた言葉の問題が出てきます。

そこをケア(スタッフの教育や現地人採用)してるサロンがだんだん残って行って、他は潰れていくという現象が何年後か知りませんが今後間違いなく起こってくると思います。

日本食などのレストランや居酒屋もよく海外で見かけますが、美容室となるとそれとはちょっとわけが違うんです。

 
その流れの逆を行ったらどうか?

 
と3年ほど前から思うようになり、今に至ります。

その為に旅をして外国人の髪を切って・・・ということでもありました。
 

日本で困ってる外国人向け美容室を作ることは、海外で困ってる日本人向け美容室を作るのと一見同じように思いますがひとつ決定的な違いがあります。

僕は日本人なので、美容室難民の外国人以外にも日本人も担当できます。

つまりそこに住む大多数の人々との間に言葉の壁がないのです。

さらに今後在日外国人がどんどん増えると僕は予想しているので、需要は増えていくでしょう。 

にも関わらず、後になかなか続きにくいマーケットだと思ってます。
 

海外で活躍する美容師はたっくさんいますが、そういった方たちは海外思考ですのであまり日本に戻りたがりません。

さらにワーキングホリデーなど短期で働いてて、後々は戻りたいという人でも日系、アジア系サロンで働いている人がほとんどなので結局のところそういったマーケットには続いて来ることができないのではないでしょうか。

 
なので、ライバルを気にせず仕事ができると思っています。

そういう意味で新マーケティングって勝手に言っています。

最初に書いたように他の策も合わせてですが。
 
 
ササッと書きましたが、これが僕が仕掛けているというか狙っていることです。
 

なんだかんだ言っても結局のところ美容室はお客様ありきです。

ただ、お客様が喜んでくれればそれでいいと思いがちですが、それだけでいいわけではありません。

結局のところ商売なわけだし、どのように売上を上げるのか考えなくてはいけません。

そういう結果がだせるから“維持”、”改善”できるわけで、そしたらまたお客様を呼ぶことができるわけです。
 

その為の仕掛け・・・  
 

どうせ仕掛けるならば、ちょっと頭を働かせて先を見据えて仕掛けるべきなのかなーと。

 
時代がどう変化していくかはわかりませんが、流れに乗るべきところは乗り、時には逆らって行くことも大切かなと思いました。
 
 
正直流れに逆らうのってギャンブルみたいなものです。

でも当たる算段と自信があればやってみるのも手かな?と僕は思います。

少しの勇気と行動力があればなんとかなるさって感じです。

 
 
では、長くなってしまったのでこれで。

image

(先月シカゴで切ったアメリカじんのおっちゃん。何故か結構いるひげカットw)

 

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