• 教育
  • 2015. 07. 11

愚痴ばかりなら、そのお店、辞めません?

ASSORTでは幸い離職率はほんとに低く、結婚出産や病気以外で退職したスタッフは1名のみです。

しかし、周囲の話を聞いていると、(美容業界関係なく)離職率が高いお店が非常に多いらしく、人材争いになっていることを、最近よく耳にします。

 

それは何故でしょう?

 

実は以前、(地方ですが)それなりの大手サロンに勤めていたことがあったのですが、

スタッフ自身がスタッフ同士や外部の方に対し、自分のお店の悪口や愚痴などを言い、「もう辞めたいんです」と言ってしまうこと。実際本気で思っているのか、思っていないのかは、正直わかりませんが、耳によくすることは確かでした。

最初は大手サロンだからと思っていたのですが、その後全く違う規模のお店でも、同じセリフを聞くことはよくありました。

最初は「なんで?」と私のほうから聞くことも良くあったのですが、後々は聞くことすらなくなっていました。

何故なら、理由なんて99%みんな同じ理由だからです。(ほぼ、お店に対しての不満です)

・将来性がない
・技術の向上をしたい
・教えてくれる人がいない
・人間関係が辛い
・経営の危機感を感じている
・給料や報酬が安い
・労働時間が長い
・海外へ行きたい

 

「愚痴ばかりなら、そのお店、辞めません?」

 

ご自身で選んだお店で、その看板を背負って仕事をしているのであれば、なぜ周囲にその悪口や愚痴を言うのでしょうか??誰も得しませんし、誰もいい思いはしませんし、そのマイナス思考は伝染してしまいます。ウィルスをばらまいているのと同じことだと私は思います。(と言いながら私も辞めたい辞めたいと昔よく言っていました。なのですぐ辞めましたw)

この仕事は辛いこともありますし、忙しいときもありますし、大変なときもあります。でもそれはどんな仕事でもあることで、100%ストレスフリーな仕事なんぞ存在しないと思います。

 

ちなみに、上記の不満の原因がふたつしかありません。

ひとつめ、自分自身が結果を出していない
ふたつめ、お店側のシステムや教育方針が成り立っていない

このふたつのみです。

 

では上記の理由をもう一度振り返ってみましょう。

・将来性がない
→自分の将来は、基本的には自分で考え、自分で選ぶものです。お店の原因でしょうか?

・技術の向上をしたい
→僕ら美容師は、技術の向上はエンドレスで、永遠と続きますので、皆一緒じゃないですか?

・教えてくれる人がいない
→ではなぜ最初からそのお店に入社したのですか?

・人間関係が辛い
→人間関係はどのお店でも多少なりあります。といいますか、社会や経済までも、感情(人間関係)で動いているようなものです。上手に生きて行く能力を身につけるしかありません。

・経営の危機感を感じている
→これはどうしょうもありませんが、現場が結果を出していたらそもそも経営に危機感はないはずでは?

・給料や報酬が安い
→結果を出しているのであれば、上司に相談してみるのはいかがですか??結果を出していればお店側は聞いてくれるはずです。

・労働時間が長い
→結果が出ているのであれば、お店側も臨機応変に対応してくれると思います。

・海外へ行きたい
→お店と相談して長期休暇などはいかがですか?

よっぽど理不尽なお店でない限り、ほとんどの不満は自分自身の考え方やモチベーションなどで、変わると私は感じております。もし本当にお店側が原因なのであれば、恐らく離職率が高いお店で、毎月のように人が入れ替わります。

私はひとりでもスタッフが退社したら、何故その結果になってしまったのかを必死に考えて、「あの子はこうだから」で軽く終わらせるのではなく、真剣に環境を見直して再度現場に取り組みます。お店側の責任としては最高の環境を用意することです。スタッフが結果を出したら、どんどん軌道にのれる道を作ってあげることです。

もしご自身が勤めているサロンのスタッフの入れ替えが激しいようであれば、もしかしたらお店側に原因があるのかもしれません。

 

でもそうでない限りは、基本的にはご自身が考え方を入れ替え、お店を理由にする前に、まず一社会人、美容師、技術者として結果を出しましょう

そもそもお店側も、高い意識で仕事をできる仲間同士だけの集団で良いのです。

 

アメリカに来る度に本当によく感じるのですが、(残念ながら)世の中は結果主義です。綺麗事や情は通じません。

poolmag

なのでスタイリストを目指しているアシスタントの方にもお伝えしたいのですが、ただ「スタイリスト」を目指してはいけません。「結果を出せるスタイリスト」を目指しましょう。何年かかるは人それぞれです、人間なので個人差は必ずあります。しかし、ただ肩書きを目標しているひとほど、薄っぺらいスタイリストになりがちです。

早いうちから自己ブランディング、人脈、ファンなどをつけ、売れるスタイリスト(ひとを呼べるスタイリスト)を目指しましょう。

具体的にどうしたらいいんですか?
→そんなの自分で考えてくださいw ひとそれぞれ自分の強みがあり、自分にしかできないことがあります。自分をまず客観的に見ることですね。

 

話は戻りますが、

仮に上記の理由以外で辞めたいのであれば、辞めればいいと思います。

辞めたい辞めたいとお店で言い散らかすぐらいだったら、その時点でいないほうがマシですw

しかし、もしかしたら次のお店で良い環境があるかもですから、

you know what? You just never know.

 

最後に、
私が伝えたいのは、今のお店を「辞めろ」ではなく、まず自分自身の足元をもう一度見つめ直し、今本気で目の前の仕事を取り組んでいますか?です。

ポジティブに物事を捉え、必死に努力すれば、必ず結果が出ると私は信じています。

 

是非以前の記事を参考に:

「すぐやらないと後悔! 美容師が今やっておくべきこと10選」

 

 

では、「もう辞めたいです」と言う方がひとりでも減るよう、、、願いますね。

Have a nice day

小林 Ken
twitter: @assort_ken
instagram: assort.ken
facebook: the.ken.kobayashi
blog: 小林 Kenのブログ

今回の動画:
2015 ASSORT STAFF TRIP 〜素直にありがとう〜
//www.assort-inc.com/ken/2259/

先月、最高のスタッフと沖縄石垣島・小浜島に行ったときの動画です。私も初心を忘れず、このみんながいるからASSORTが成り立っていることを忘れずに前進したいと思います。ちょっと長いですが、音付きで是非ご覧ください^^

POOLMAGAZINE公式LINE@
おすすめの記事をお届け!
友だち追加

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

NEW ENTRY

最新記事のつづきを見る

CATEGORY

POPULAR ENTRY

Six by ネイル大学

BACK TO TOP