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  • 2014. 09. 29

【クーポンパラダイス】と中で煌めく【個性】の創造を

皆さんこんにちは。

突然ですが僕は「割引」というものが好きではありません。

ま、当たり前なんですけどね。

当然誰もが好きなわけはないでしょう。

今月のPOOL MAGAZINEオーサーの統一テーマは…

・割引やクーポンに対しての価値観、考察

という事なので冒頭からまず取り急ぎ持論を述べております。

*別にいいと思うんだけど、果たしてどういう効果が生まれるか?

きちんとその道筋に関しては考えていくべき所なんですが、根本的にどういう価値観でそれが行われているのかまず考えてみましょう。

「知ってもらう、まず試してもらう」

という概念から生まれるのがクーポンや割引、という感覚をブラしているとまず仕事においても影響が出るでしょう。

当然、そういった値段感覚スタートになるという事は2回目の来店になる時には値段が上がってしまうわけで、かなりのハードルを高めるアクションとなります。

と、いう事は大体の所で初回来店というところで特有のサービスが受けられる、そういったクーポンや割引適応がまとまっているサイトとなるとそういった特典を求めて回遊する負のデットスパイラルに突入していく事は明白で僕が消費者だったとしても間違いなく回遊するであろうと想像するに容易いものです。

*大きな駅の中の一つの売り場にしか過ぎない状態

美容ポータルサイトなどにおける現象は「毎日使用する大きな駅の中の小売店の一つ」という感覚というのが例えとしてはわかりやすく、そういったプラットフォームの中に皆が「sale!」という看板を掲げて「attention」を拾っている状態なわけで現在の場合は駅の中の小売店全てにそれが掲げられ、その「sale!」の看板の中に「sale!20%!」の文字が加えられたり、ウチは「sale!ヘッドスパもつけちゃうよ!」みたいな現象があちこちで行われている感覚、駅外でもそういった事が普通な…

「上野駅現象」

というか、アメ横とかまでそういったものが普通な世界観。

これが別に悪い!ということではなく、自分の実生活と照らし合わせて冷静に分析が出来ているか?!

まずはそこの見直しが大切だろう。というお話です。

「んじゃ!やめよう!わかった。こういう状態か。」

で終わっては非常に簡単なお話で、別に発展になる事も価値にもならないので、「とりあえず状態を理解した。さてこっからどうしよう。」という考え方をするのが建設的かと思います。

ここからは僕個人の話です。

*なんでもいいからまず来てよ!という考えは捨てた。

「とりあえず来てもらう」というのが現行の考え方、そして効果が見えるゆえに頑張れる。という所が現在だと思われるのですが、僕に関しては言うと…

「とりあえず来て」

では意味がない。

なので発信手法というものが明確に変わりましたよね。

・「長期的ヘアスタイル作り」というものを発信の中で提唱、そして選ばれる「価値の創造」

そう、こういった時代だからこそ…

「選ばれる自分作り」

というものが求められていて、「その他大勢」と同じ事をしていてはまず「選ばれる自分」というものは作れません。

以下に自分に対しての価値というものを作り出すか…

そして、「その中で得られる効果」というものを見出して頂けるか?

という文脈をたてていかねばなりません。

それが僕の場合は「長期的視野のヘアスタイル作り」を普通に提唱していることに繋がっています。

・言いにくい事を普通に言う「個性」

刺激的な文言をという所に関しては別に真似や肯定をする必要もなく、要は中身的な部分に素直に自分の持論を展開するという必要性はあると思います。

みんな誰しも「やり方やデザインは同じでない」からです。

・早い段階から「個性」作りを

誰これの様に、〜〜の先輩の様に。

という発想の元では恐らく「選んで頂く」という自分作りは叶いません。

技術はサロンの色が出るでしょうし、それに見合った価格を考えているわけです。

*その価値観に「自分らしい付加」を求めていくのが今っぽい。

そう、もし仮にいらしたきっかけが「割引だったりクーポン」だったりしたとしても、そこで「自分らしさ」を提供できればそれはそれでチャンスに繋がるのであろうと思います。

それが現在の業界的な一番の課題かなと。

じゃ、どうするのか?

自分ではありませんが、見ている中でいいな、と思った例。

・あえて価格を上げにいった人もいる

カット料金などを一万円などに設定し、あえてこんな世の中だからこそ上げにいった美容師もいます。

それは自信のあるなしに関わらず、僕が冒頭でも述べていた様に「とりあえず来て!」という感覚を捨てた覚悟の表れでもあり、そういったプレッシャーも感じながらよりよきものを提案していくという自分に対しても課しているものがあると思います。

僕からしてもこういう感覚に近く、自分らしい美容のあり方創造にはこういった手法が一番よろしいかと思います。

「自信がない、この人だからできる事」

という決めつけが一番自分にとってマイナスです。

多分貴方が思っているだけです。

「自分らしい美容の在り方の創造」

は別に誰でも出来ます。普段から感じるままに。自分が担当しているお客様から感じられるそのままに表現した時に見えるものがあるはずです。

・そもそも割引をしない。全てソーシャル上でのやり取り(真摯な態度で)で完結

こういったスタイルも現代的ですよね。

LINEやFacebookを用いての発信というより歩み寄りでお客様の心に刺さるものを提供していくスタイル。

こういうのに関しては「面倒、自分にはできない」みたいな声が聞こえてきたりしますが、僕から考えると「クーポンテキスト入力している方が余程面倒」です。

それだったら普段からのTwitterやFacebookで潜在顧客と対話している方が余程楽です。

自分にとってヘアスタイル投稿フォームを入力している時のだるさ、時間の無駄さは計り知れません。

「木村さん髪切ってください」

「あ、いっすよ」

このメッセージ感覚が一番自分らしい。

そういった事を普通に出来ている美容師さんは恐らく頼らなくても支持を得られているでしょう。

「面貸しサロンの隆昌」にはそういった今っぽい背景もあると思います。

インターネット恩恵をフルに活用するスタイル。

これも非常に個性を出したものであるなぁ。と認識しています。

*そろそろ「逆転発想の時代だよ」

僕は最初に述べていた様に…

「大いなる人が作った駅」にすがるスタイルは向かないと判断しました。

そう。

「自分らしい駅を自分で作る」

という感覚の方が非常に自分らしい。

今までの感覚、投稿スタイルの見直しを計る時期にきていると思っています。

*ヘアスタイル写真にも価値がある。

積極的にヘアスタイル写真を投稿するスタイルが主流ですが、みんなでその「大きなる人が作った駅」に対して沢山の情報を流し込み、その駅をみんなで大きくしています。

そして価格競争が激化。

この図式はまさに負のスパイラルなわけなんですが…

*自分駅を挟む。

そういった「大きな駅」自体は必要であり、そこを否定するつもりは毛頭ありませんが、僕は「自分駅」を挟んでいくスキームを考えてますよね。

・全て自分ソーシャル経由でないと流入出来ないようにするスタイルを確立

現代では「キュレーション」というものがスタンダードになってきているわけで、そこを「引用投稿」していくスタイルを考えています。

要は…

「その駅のページを直リンしない」

「自分のページを経由してからしか行かせない」

という発想です。

TwitterでもFacebookでも直接その駅には行かせない。

そういった「自分メディアの構築」はインターネットにおいて必要になってるかもですね。

そうすることで、「自分が駅に提供したものの効果をフルに発揮」できると考えています。

ま、言葉だけでは難しいと思いますので、その辺はそのうち体感してください。

*割引は絶対「悪」ではないがその意味を考えること、そしてその先の展開をしっかり見据えておく事

これが僕の思う考察と価値観。

何にせよ、僕は立ち位置としてスタッフに対して「より、みんなの尊厳も壊さない、個性も大切に。そしてお客様にとって一番よいものを」

という理念を元に粛々と邁進していきたい所存。

今の所、書かれているオーサーの方々の意見も参考にしながら一度考えてみてください。

”「クーポンや割引についての考え方」 齋藤隆志 氏”

”何屋さん? 茶々丸氏”

”過度な割引クーポンは麻薬。 西岡卓志 氏”

”お客様が求めてるものって安さ?? エザキヨシタカ 氏”

”クーポン北原のクーポン体験事件簿 北原孝彦氏”

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