• コラム
  • 2017. 03. 02

働き方。お金の考え方。

ぜ最近、美容業界で「働き方」というキーワードをよく耳にするのでしょうか?

ひとそれぞれ考え方が違うのはもちろんのこと、それ以上に体質や思考回路も違います。即ち、「働き方」という表現を一括りにするのは、そもそも不可能なのではないでしょうか?働き方とは、基本的に人生設計そのものだと解釈しており、日本人は比較的現金好き・貯金好きの文化が根付いているため、今の雇用体制の話題などが浮上しているのではないでしょうか

美容師さんが、どんな働き方を選ぶかがポイントではなく、どんな将来設計を描いているかが、最も重要なポイントです。そして、それには当然知識が必要です。政治をはじめとする世界経済などが(日本で働く前提であれば)、どのように日本に影響し、今後どんな日本社会が待っているのか。それを予想し、ご自身で家庭の将来を設計していく。

 

この考え方をわかりやすく一言で表すと、「投資」です。

 

投資というとハードルが高く、なかなか手が届かない、リスクの高いギャンブル的なお金の使い方(カジノのように)、と思い浮かぶひとは少なくないでしょう。

家計資産 (個人金融資産) の半分以上が現金の日本人と、家計資産の半分が投資のアメリカ人。世界の家庭資産に占める現金預金の比率を確認してみますと、米国が13%、イギリスが23%、ユーロ圏が33%に対して、日本はなんと52%です。日本はバブル崩壊を経験しているから、という説もありますが、このデータは(どちらにせよ)現状の国民性を表しています。

これが将来的に何を意味するかをわかりやすく例えますと、定年後の日本人は長年貯金してきた現金を元に、日々を「安心」しながら地味ですが確実に生きていく発想。アメリカ人は投資で儲かったお金で海外旅行をし、充実した老後を迎えたいという発想。もちろん、これはひとつの例えであり、当然もっと深い意味合いがありますが、それはご自身調べてくださいw)

*どちらが正しいということではなく、それだけ価値観や発想が違うということです。

 

この世の中は、実はすべて投資で成り立っているのです。こちらも、わかりやすく例えますと、、、美容師さんが日々使用しているコームやシザー、グローブ、カラー剤、パーマ液、などは(いろんな形ではありますが)誰かがそれに投資をし、各製品がこの世に誕生したのです。

さらに、その製品を買う消費者も、その製品の将来に(利益を与え)投資をしているのです。少し難しいように聞こえますが、実はとてもシンプルなことです。もちろん投資目的は、日本の美容業界に可能性を感じ、さらに業界をもっと良くしていこうと思う根本からきているのです。

 

では、今話題の「働き方」と「投資」は、どのような関係性なのでしょうか?

 

投資というのは、お金だけでなく、価値や時間に対しても同じことが言えます。近い将来、日本はどのような国になっていくのかを予想するのと同時に、自分自身がどのような人生設計を描きたいかです。

 

例えばですが、将来、、、

・海外で生活したいのか。

・現金何千万を常に銀行に口座にあって安心したいのか。

・年金だけで老後を迎えたいのか。

・倒れるまで働きたいのか。

・早く引退したいのか。

・転職してみたいのか。

・不労所得で生活したいのか。

 

どの選択肢を選んでも、お金(税金)と保証(保険)が絡んできますし、正解はないのです。

いろんな雇用形態がある中、何が正しくて、何が正しくないかではなく、まずその指先を自分に向け、描きたい将来のためには今、自分は何に投資をしたいのか?ではないでしょうか。

 

過去があっての今ではなく、今があっての未来です。

でも今後どのような美容業界になるかわからないし、経済や政治なんて全然わからないし、、、

 

はい、だから勉強するのです。

私たちひとりひとりがもっと勉強し、もっと興味を持ち、もっと日本の将来と向き合うことで、日本も変わります。

どんな働き方を選ぶのは自由ですが、

せっかく同じ日本人として生まれてきたのであれば、

明るい未来を、ひとりひとりの国民の力で築き上げたいですね。

 

では、Have a nice day 🙂

 

小林 Ken
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