- 接客
- 2014. 10. 25
「商品ってどうやったら売れるんですか?」って質問してる人からはお客様は商品を買わない。
長いタイトルでさーせんw
よくセミナー等で、
「商品ってどうやったら売れるんですか?」って聞かれるんですが、
ん?
商品売りたくてあなたは美容師をしているんですか?と聞きたくなりますね。
そろそろ紅葉の時期でしょうか?こんなタイトルを付ける僕の頬が高揚してしまいそうですが、いかがお過ごしでしょう?
西岡です。
そもそもキャンペーンは必要な人以外には押し売り。
うん。そうなんですよね。
大量に商品をサロンで購入したから割引して売ろうとするなんて、ナンセンスなんすよね。
【それは、サロン側の都合であって、お客様の都合ではない。】
と僕は思っていて、必要な方にならいいと思うんですけど、全員にそういうことすると多分失客すると思うんですよね。
髪を綺麗にするためにトリートメントするとしたら…
新規の方で一ヶ月に一度トリートメントするってカウンセリング時に言われたのですが、どう考えても施術履歴からは、そんなにダメージするわけない内容なのに、髪が傷んでいるから聞いてみたんですよね。
僕「シャンプー何使ってるんですか?」
そしたら、
お客様「マツキヨで買ってます。」
っていう答えが来たんですけど、僕は迷わず、
僕「今日はトリートメントやめましょう。」
お客様「え???」
僕「一ヶ月に一度、サロンでトリートメントしたとしても、毎日使うシャンプーや、トリートメントが髪質に合っていなかったら、瞬間的には良くなるけど、髪は綺麗になっていかないです。」
「だったら今回はトリートメントやめて、状態にあったシャンプーやトリートメントを購入されたほうが、のちのトリートメントの効果がより良くなります。」
って言って、結局商品とサロンでトリートメントされていったのですが、、
このくだりで何が言いたいかって言うと、
お客様は自分に必要なものを正確には選べない。
だと思うんですよね。
この情報過多の時代で自分に適したもの、
はては良かれと思ってやっていることが実は間違っている場合がある。ということを教えてあげないといけないんですよね。
悩みとか、髪の状態を診断してあげて、必要な物を処方しなくてはと、
結局、病院で処方してもらう風邪薬が一番効くわけで、だったら、
美容師さんが一番髪の状態にあったものを、教えてあげる義務がある。
と思うんですよね。
必要じゃないものを売ろうとするから
頑張らないと購入して頂けない。仮に購入して頂けたとしても
↓
お客様の髪に合っていないから、失客する。
↓
スタッフのマインド的に商品が売りたくなくなる。
↓
結果必要な方にも説明できなくなる。
↓
売れないから、またキャンペーンを打つ
という、恐ろしい負のスパイラルが起こるのではないでしょうか?
本質的に考えれば、
綺麗になったり、悩みが解消できることが、目的であって商品を売ることが目的では無いはず。
その目的を叶えるために、必要なモノやコトを、伝え、実際叶い、信頼関係を育んでいく、
美容師として髪に対して知識や見識を深めていくことができれば、結果として出てくるんではないでしょうか?
僕も常に向上していけるように臨んで行きたいと思います。
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