• コラム
  • 2015. 11. 05

美容師はこんな形でも人の助けになれます。

こんにちは。

今年も残すところあと2ヶ月・・・

大人になるとなんでこんなに時間が早いんでしょう。

早いと感じるのは時間の感覚が子供の時と違うからだそうです。

5歳の子供にとっての1年は人生の5分の1の大きな時間。

50歳の大人にとっての1年は人生の50分の1の小さな時間。

 
感じ方はやはり変わってくるんですね。

アインシュタインの相対性理論というやつです。

 
子供の時ってそう考えてもなんだか楽しかった事ばかりでした。

今思うとどうでもいいことが楽しくて、どうでもいい事ばかりしてても充実した毎日というか。

 
日本に住む大多数の子供達はみんなそんな感じなんじゃないかと思うんです。
 

でも中には病に苦しむ子供もいます。

僕の妹もかつてそうでした。

そんな子達の中にはガンにおかされている子もいるんです。

小児ガンというやつです。
 

今日はそんな子供をもつ親、それから美容師に伝えたいことがあります。
 

 
日本にはどれくらいガンで亡くなる方、診断されたがいるかご存知ですか?
 

1.日本の最新がん統計まとめ

2013年にがんで死亡した人は364,872例(男性216,975例、女性147,897例)。

2011年に新たに診断されたがん(罹患全国推計値)は851,537例(男性496,304例、女性355,233例)。
 

 
その内訳は○○ガンと部位によりけりですが、全体ではこれほどの数にまでなるそうです。
  

知っている人も多いかと思いますが、ガンの治療の副作用により髪の毛は抜けてしまいます。

以前、僕は”明後日からがん治療をする”という女性をカットした時にいろいろ思ってしまいそれについて調べたことがあります。

現在治療により髪の毛がなくなることへの有効な対処法はありません。

髪がなくともそれが直接命に関わることではないので、なかなかそこまで手が回らないといったとこなのでしょうか。

患者は帽子をかぶるなどして我慢するしかないのが現状だそうです。

 
たしかに髪がないところで命には関わらない。

でも、そんなサッパリ諦められるようなものでもないんじゃないかと僕は思っています。

特に女性。

そして子供にとっては人に会うのも辛いほどじゃないかと。

 
普段髪の毛にふれる仕事をしている僕らはそういった方たちに対して何か特別思うところがあるはずです。

そこで今日はとある団体と、その活動について紹介します。
 
 
image

 
そういった方たちのためにヘアードネーションと呼ばれる活動があるのをご存知ですか?

ドネーション(donation)とは寄付という意味です。

「なんか聞いたことあるかも」

この程度の認識の人がほとんどだと思っています。

実際日本ではまだまだ浸透していないので仕方ありません。

 
 
ヘアードネーションとは、簡単に言うと長く伸ばした髪を集め医療用ウィッグを作り、髪のこと事で悩む方たちに提供するというものです。 

日本で唯一そういった活動しているJAPAN HAIR DONATION & CHARITY(JHDAC、ジャーダック)という団体があります。

とある美容師さんが立ち上げたこちらの団体は、小児ガンのみならず白血病、不慮の事故により髪を失った子供達や女性のために、人毛100%の医療用ウィッグを無償で提供しているNPO法人なんです。

髪を寄付したい人と、髪がなくて悩んでる方達の橋のような存在です。

僕らは直接何もできませんが、こちらの団体に髪を寄付する事ならできるわけです。
 
 
まずこちらの団体に提供できる髪の毛の条件はいくつかありますのでちょっと書いておこうと思います。

1. 医療用ウィッグとして使用できる最短の長さは”12インチ(30.48㎝)”ですが、基本的にはどの様な髪でも受付けております(特に長いものを多く必要としています)。

2. 12インチに満たない長さの髪は、場合によっては廃棄処分、または転売させて頂くことで、医療用ウィッグの制作費用に充てさせて頂きますので、事前にご了承の上、ご寄付下さい。

3. 髪は乾燥した状態で、くせ毛等は伸ばした状態で計測して下さい。

4. 毛束は根元を輪ゴム等でしっかりと(多少キツめでも構いません)括り、同じく毛束中央部と毛先の3カ所程度を結んで下さい。

5. パーマやヘアカラー、縮毛矯正等の化学処理が施されている場合でも、トリートメント等で日常的に手入れがなされていて、主観的にダメージの少ないものであれば問題ありません。

6. ヘアドネーション(毛髪の寄付)は、年齢・性別等に関係無くどなたでも参加が可能なボランティアです。

※詳しくはこちらを→JHDACの活動とヘアードネーションについて

 

このようにいくつか制限はあるものの、長さの点以外はクリアできないものでもないような制限です。

 
もう一つ美容師さん達に知ってほしことがあります。

賛同美容室と言って、この活動に協力しているサロンが全国にあります。

髪を寄付したいという方はそちらのサロンに行けば、対応してもらえます。
 

※こちらから探せます→賛同美容室

 
 
日本ではまだまだ知られてないということもあり、都内ではわずか60店舗ほどしかありません。

全国に約24万件の美容室があり、都内には約2万件の美容室があることを考えると、相当少ないのがわかると思います。

 
実は僕自身も海外に出て初めて知ったことでした。

国によると思いますが、先進国などではそういったボランティア、ドネーションはかなり進んでいるイメージです。

ロングの人をバッサリ切っていると道行く人に声をかけられた事も何度もあります。
 

「その髪どうするの?寄付しないの?」

 
若い学生や、年配の人から声をかけられたりもしたので、いろんな人がヘアードネーションについて知っているんだなぁという印象でした。

それから興味を持ち、日本でもそういった活動をしている団体がいることを知りました。
 

僕は正直まだしたことはありません。

ですが、日本に帰ってからはこの賛同美容室のどこかに名を連ねたいと思っています。
 

自分の髪は短いし寄付できません。

だからそういった気持ちを持ってる方のお手伝いをさせてもらえたらと思っています。
 
僕は過去にがん治療直前にカットさせてもらったという経験から「髪を失う」ということには特別な思いがあります。

だから何かしたいと思っています。
 

これは髪がある人全員がタダでできるし、僕ら美容師も仕事の一貫として携わることができます。

スタイルチェンジでバッサリ切ろうと思ってる方でしたら、募金をするより気が楽かもしれません。

でも、正直ボランティアなので、あなたもぜひ!と無理に言うつもりも誘うつもりもありません。

 
ただこの記事が一人でも多くの美容師やがん治療で悩む方を家族や友達に持つ方、ちょうどバッサリ切ろうかと思ってる方に読んでもらいたいです。

そして、ヘアードネーションについて興味を持ってくれたり、もしくは何か行動を起こしてくれる方がいたら本当に嬉しく思います。

 
こちらもよかったら合わせてどうぞ。

ある病にかかった女性の髪をカットしたお話。

では、これにて。
 

読んでくれてありがとうございました。
 

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