- コラム
- 2015. 10. 07
アメリカのとある幼稚園でのお話。
こんにちはJunです。
僕はただ今アメリカのシカゴって街にいます。
どの辺かというと、真ん中の右上あたりです(わかりずれぇwww)
シカゴといえば、クラムボンというバンドの『シカゴ』という曲くらいでしか聞いたことがありませんでした。
そんな感じであまりよく知らない街を僕が訪れたのにはひとつ理由がありました。
『娘の通ってた幼稚園で子どもたちをカットしてくれないか』
との連絡を頂いたからです。
以前僕はカンボジアの孤児院と、村の子供達をカットしに行ったことがあります。
その時は現地の人と偶然知り合い、ボランティアとして行かせてもらうことになったんですね。
僕はこう見えて子供が大好きです。
特に小学生くらいの子とはなぜか仲良くなれるんですね。
人間的なレベルがあまり変わらないということでしょうか。
喜んでいいんだかわかりません。
でも嫌がらずに一緒に遊んでくれるのは嬉しいですね。
さらっちゃうぞ(*ノω・*)テヘって感じです。
そんなわけで、是非!と幼稚園に行かせてもらうことになりました。
夜行バスを降り、そのままお迎えに来てくれた方の車で幼稚園に直行。
待っていたお母様方にご挨拶をし、早速カットしていきました。
時間の関係であまり多くは切れませんでしたが、数人の子供達を。
その日の夜、幼稚園の先生たちがお家に招いてくださって、みんなで夕飯を食べました。(ビールもね!)
その時に幼稚園の創始者である先生がこう言いました。
『じゅんくん今日は来てくれて本当にありがとう。子供達もいろんなことを感じたはず』
『こういう人もいるんだってことや、その人の姿を子供達に見せたかった』
すごくお礼を言って頂きました。
僕としては『髪切っただけなのに・・・^^;』とちょっと恐縮、という感じで。
それから2週間ほどたち、他の都市をまわってシカゴに戻ってきた時に先生たちからこんなことを言われました。
『なんか○○君がじゅんくんに会いたがってたよー』
『この前○○ちゃんが先生の髪を切る真似してたよー』
と、どうやら子供達の記憶の中にちょびっとお邪魔することができたらしく、1人の子にいたっては美容師の真似をしていたと!
なんだかそれを聞いてすごく嬉しくなりました。
僕自身子供の時に切ってもらった美容師の姿が、その時超かっこよく見えて、その憧れから美容師になることを決めました。
今回、果たしてその子が美容師になりたいと思ってくれてるのかどうかはわかりません。
でも純粋な子供の心で、髪を切ってる僕を見て何かを感じてくれたからそうして真似してくれたのかな?とも思いました。
幼稚園に行ってみて、子供達ってすごくエネルギッシュだなって感じたと同時に無限の可能性を秘めてるんだなーと感じました。
これから先の人生をどうにでも生きることができる。
無限大です。
ただ、可能性はたくさんあるとしても、誰かが行き先を決めてあげなければいけない時もあると思います。
もしくは、本人が決めるためのヒントやアドバイスをあげなければいけない時もあります。
つまり、その子が関わる周りのいろんな人たちが、その子が『自分の将来の道』を決めるための要素になるわけですよね。
美容師もそういう存在になれるのかなーと思いました。
子供が憧れる仕事って意外とあんまりないように思います。
そんな仕事をできてることに誇りを持ち、いつか自分の子供ができた時にでもかっこいいオヤジの後ろ姿を見せたいぜ、なんて思いました(笑)
そこの先生が言っていたという『子供が大人になっていろいろ忘れてしまっても子供の時に感じたエネルギーが血となり骨となり、生きる』って言葉になんだかジーンとしてみたり。
美容師やっててよかったなーとなんだかちょっと嬉しくなった話でした。
では。
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