- 接客
- 2015. 07. 12
相手の事を考えていない言葉からは何も伝わらない
美容室でお客様にスタイリングの仕方を説明しているのは当たり前の行為ですが場合によっては、理解されていない事があるかもしれません
いままで色々なスタッフと共に仕事をしてきましたが
「自分本位の仕事」をしている何て事も結構ありました
それは本当の意味でお客様の立場に立てていないからではないからだと思います
例えば下の文を読んでみてください
・目の前のお客様は右利きですか?左利きですか?
・左右を巻く時のクセの違いははどんなモノですか?
・仕上げに使うモノはブラシですか?コテですか?
・スタイリング剤をつけますか?つけませんか?
・つけるとしたらどんなつけ方をしていますか?
これらは仕上げを説明するにあたって大事な事ですが
この文を読む人の事を考えずに書くとこんな感じになります
メノマエノオキャクサマハミギキキデスカ?ヒダリキキデスカ?サユウヲマクトキノクセノチガイハドンナモノデスカ?シアゲニツカウモノハブラシデスカ?コテデスカ?スタイリングザイヲツケマスカ?ツケマセンカ?ツケルトシタラドンナツケカタヲシテイマスカ?
やっぱり読みづらいですよね
これと同じ様に相手の事を考えていない内容は伝わりにくいものなんです
先輩として後輩を指導する場面でも同じ事が言えるかもしれません
でもこの場合は色々なお客さんの言っている事を理解する能力を養わないといけないので後輩が努力する場でもあるのでちょっと違うかもしれませんが
話しを戻しますがお客さんの事を考えて話してるって人でも考える時の視点がずれていれば独りよがりになりかねないので
一人一人の事をよく考え、なるべくズレが無いようにしていく必要があるんです
僕はその場で綺麗にする事は勿論ですが美容師の仕事の真骨頂は
「日々の仕上げ」だと思っています
その「日々の仕上げ」が少しでも素敵になるようにするにはカットなどの技術だけでは無理なのは美容師の皆さんならお分かりだと思います
だから仕上げの仕方が伝わるように話す事が大事なんだと思います
足立的にですが、
美容室は自分の技術をひけらかす場では無くお客さんの毎日をサポートしていく場だと考えているからです
お客さんとの信頼関係の築き方はいくつもあると思いますが
こういう築き方もまた素敵だと思いませんか?
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