- 教育
- 2016. 08. 31
コミュニケーションをとることは美容師に必要かどうか
こんにちは。
旅人美容師のJUNです。
今回はオーサーテーマ「コミュニケーション」ということなのですが、僕はこのコミュニケーションについてよく講演会などでも話させてもらいます。
コミュニケーションは僕の認識では「話す」になります。
言語は人間特有の能力ですが、言語がない動物同士でコミュニケーションをとっていないなというとそんなことはないですよね。
動物のように見る、触るなどもコミュニケーションだと思うし、一緒にその場にいるだけでもそうなのなもしれないですが僕の中ではコミュニケーション=会話です。
僕が今やっている美容室ではそのコミュニケーション(会話)を1番大切にしています。
なので雑誌は出してません。
予約してくれたお客さん同士を基本的には被せることはせず、早く終わるヘアカットでも必ず1時間という枠で余裕を持って予約をとっています。
それも「会話」のためです。
なぜそうしているかと言うと、お客さんが髪を切りに来るだけでなく、話しに来てくれていると感じるからです。
よく美容室の会話は面倒くさいと言われますが、正直僕が客として行ったらそう思うような気がします。
わりと台風の進路がどうとか、夏休みどこいったとか興味もないし話す必要もないと思うからです。
だから会話を嫌がる人が多いのもわかります。
だけど、僕は髪を切る上で会話はとても大切なツールだと思っています。
コミュニケーションを取ることで知れるその人の気持ち、好きなこと、嫌なこと、くせ…
そういった事も知れるからです。
それがわからないと、髪型を作るのって難しいんじゃないでしょうか。
世界を旅しつつ、髪を切っていて気づいたことは会話をすることの大切さと「話さないとどうにもならない」と言うことでした。
言葉が話せないんじゃなくて、話さないのは本当にだめで、違う言語だとしてもお互いが会話をしよう、コミュニケーションを取ろうと意識とすると、思ってることは伝わるし、相手も理解しようとしてくれます。
お互いの思いをちゃんと伝える事が大事だと思います。
日本の美容室ではなぜかそのコミュニケーションを嫌がる傾向があります。
言葉が通じるのに、話さない。
それにより起こるミスも割りとあるんじゃないかと思います。
かといって、面倒くさいと思われるのに一方的に話しかけるわけにも行かず。
そもそも原因はなんなのか?と考えたときに、それはお互い知らない人同士だし、信頼関係がないからだと思われます。
常連の方との会話は楽しいのに、新規の方とは何話したらいいかわからん. . . というのは、相手も同じように思ってるはずです。
だから面倒くさいと思われてしまい、コミュニケーション不足になってしまう。
これからは美容師にお客様がつく時代と言われているように、新規の方に対しても自分のことを知ってもらったり、もっと言えば「この人と話してみたい」と思ってもらえるようになることが大切なのかなと思っています。
だからブログを書くとか、SNSで発信しまくるのも手ですが、大体美容室のお客様って近所の方が多いので、近所のいろんなところにランチに行ったり買い物行ったり飲みに行ったりしてみて自分のことを売り込んでみてもいいのではないかと思います。
営業時間以外の営業…とまで言うと堅苦しいですが、いろんなところに顔を売っておくのは悪いことじゃないと思い、僕はよくやっています。
いろいろな美容師のタイプがいると思いますが、僕は会話を重視するタイプなので、もし似たような考えの方がいたら是非本日の営業後にでも飲みに行ってみてください。
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