- コラム
- 2016. 06. 30
ゴールとは人との会い方の再定義じゃないかな
今回のオーサーテーマ、「ゴール地点とは?」について。
「なんで美容師になったんですか?」
「なんで独立したんですか?」
といったスタートラインはよくご質問頂きます。
でも僕自身大事にしているのはゴール地点。
入口なんてなんでもいいんです。
大事なのは通過の仕方と出る時。
スタッフにも記事を読んでもらいました。
「モテたくて美容業界入ったんですか?(笑)」と突っ込まれました。僕は入り口はなんでもいいと思うんです。
もてたい、金が欲しい、見返してやりたい、試したい、恩返ししたい、などなど。入り口はなんでもいいから、通過するとき、そして出るとき
— 北原孝彦 (@kitahara64) 2016年3月22日
「この仕事かっこいいんじゃないか?」
「もしかしたらモテるんじゃないか?」
そんな不純(?)な動機でしたが、今では使命感と遊び心しかありません。
「俺についてこい!」
と
「ワクワクしようぜ!」
こんな感じです。
サロン出店は終わり方を考えてから参入しました。
僕にとってゴール地点とは、「終わり方」「人との再会の再定義」です。
・ハサミを置く時
・サロンから離れる時
・各店舗を手放す時
・美容業界から撤退する時
サロンを出店する時も、終わり方を考えてから参入しました。
オープンから3ヶ月で1ヶ月の予約待ちの状態を作ったWEB構築
去年8月に書いた上記の記事なんですが、
必要とされなかったら半年で撤退するつもりで1人始めたんです。
それが1年後の今では仲間たちに囲まれ毎日生きています。
終わり方というと、”さようなら”みたいに寂しく感じるかもしれませんが、そんな事はない。
会うカタチ、付き合うカタチがかわるだけ。
スタッフとの終わりだってそう。
死ぬわけではないからまたいつでも会える。
終わるカタチさえ間違えなければ、
「元気でやっていますか?」
「ハイ元気です^^」
という関係が残るわけです。
ゴール地点=スタート地点
何かを始める為にゴールするわけです。
自分が離れる事で、スタッフの今後のストーリーがスタートする。
「ゴール=継承」がいいんじゃないかなって。
そして、自分が離れる事で、スタッフ一人一人が、自分の人生を自分で舵をとれればいいんじゃないかなって。
そこまで、
本当にあとちょっと背中を押すだけでスタッフが自分の力で切り開けるようになるところまで、連れてってあげれればいい。
僕にとってのゴール地点がスタッフにとってのスタート地点であればいい。
今後、途中で辞めるスタッフがどれくらい出るか分かりませんが、僕がスタッフにお店や席を継承というカタチで譲り、
「元気にやってますか?」
「ハイ!元気です!」
と定期的に挨拶ができるカタチをサロンのゴールにできれば理想かなって。
ゴール設定の重要性
スタートよりもゴールの仕方。
このゴール地点をどこに設定するかによって、何かに挑戦する時の姿勢がかわってくることが多いです。
例えばいつか自分のお店を持ちたい美容師は、
”独立することがゴールなのでしょうか?”
僕は違いました。
お客様と出会い、スタッフとも出会い、そこで髪を通して関係を築き、髪の関係がなくなっても、
その後、その人とのあり方まで描けると、また違った景色が見えてくるかもしれません。
独立することをゴールとしている人の多くが、お店を作った後のやるべきことが見えてこない。(かも)
僕は、お客様との別れ方やスタッフとの別れ方を全て決めたうえでスタートすることができました。
もちろん美容業界から離れる時のイメージも。
だからこそ、
今やるべきことが見え、付き進めていけているのかもしれません。
ゴールとは人との会い方の再定義なのかな
本当の別れと言うのは死だけですかね。
人の中で生き続けられるくらいの存在になれば、別れなんてないのかもしれません。
それぞれの人間が、ゴールしてもスタートしても、一生会えないわけでもなんでもない。
単純に、会う頻度が落ちるだけ。
生きている以上、会いたい時に会える。
スタッフともお客様とも。
たとえハサミを置いたとしても、単純に美容師としての別れであって、
大切なのは自分を持って次に会う時に、別れた時以上の魅力ある存在になれていることではないでしょうか?
付き合う形が変わるだけ。
最終的には、
「元気にやっておるかね!ゴホゴホ」
「ハイ!元気です!お体大丈夫ですか?w」
と連絡するおじさんになれればそれでいいんじゃないかななんて思っています。
最後に女性スタッフに囲まれたにやけ顔の僕でフィニッシュにしようと思います。
ありがとうございました^^
美容×WEB視点で発信していますのでよろしくお願いします♪
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TwitterでPOOLMAGAZINEを
Follow @POOLMAGAZINE_jp