• 集客
  • 2015. 08. 31

オープンから3ヶ月で1ヶ月の予約待ちの状態を作ったWEB構築

こんにちは。北原です。

今回のオーサーテーマ、

「お客様を増やす為に具体的に取り組んでいた事は?」

について記載させて頂こうと思います。

●私の履歴と当店の現状&規模

私のやってきたことをお話しする前に、ちょっと簡単な私の履歴と規模についてお話しします。

・簡単な履歴

今ではサロンを1店舗運営していますが、これまでこんな感じに進んできました。

  1. 1.専門学校卒業後、県内のサロンに就職
  2. 2.就職中に新規客を5名しかこないサロンを一月100名以上集める
  3. 3.集客の重要性を知り、再現できるネット知識を美容技術と共に個人でアフィリエイトから学ぶ
  4. 4.2014年に独立→WEB会社を設立
  5. 5.2015年の5月に1店舗目をオープン
  6. 6.WEB会社で培った技術を元にHPSNSでお客様の来店経路を1ヶ月で構築
  7. 7.オープン3か月後の現在は1ヵ月の予約待ちになる状態(現在)

このような感じです。

今は9月1日ですが、すでに9月の予約はすべて埋まっていて、10月も半分埋まりました。
11月に予約を入れてくださる方もでてきています。

これだけ見ると、絵に描いたようにうまくいっているように感じるかもしれませんが、毎日失敗ばかり。

自分で言うのもなんですが、かなり勉強している方だと思いますし、知識の為にお金も数百万規模で投資しています。

「そんなに勉強してまだこの程度か・・・」と自分の能力の低さに悔しくなる時すらあります。

自身の強みはどっぷりと勉強したIT関係。
インターネットに強いので、その点は他のサロン様にも引けを取らないと思います。

・サロンの規模

 

  • ・セット面4
  • ・シャンプー台2

が今の規模です。

スタート時は、セット面4台(イス2)のシャンプー台1でした。

DSCN4673

DSCN4677

今は求人活動をしているので、先日追加工事でシャンプー台をひとつ入れました^^

IMG_1193

最初から全て揃えなかったのは、撤退する時の事も考えてです。

美容は好きですが、6カ月本気で頑張って少しも反応がなければ、「自分にはサロンセンスはない」と考え、撤退する事を前提で作りました。

なので、6カ月という期間で、カタチを作る事”と、”見切りをつける事”を縛っての行動です。

背水の陣です。
ダメならダラダラしないですぐ撤退。

この考え方が正しいかどうかわかりませんが、人生は1秒1秒減っていきます。
できる事や結果が出る事で美容とたずさわれればいい。

覚悟をもって行ったので、今は何とか軌道にのり拡大の為の第一ステップの求人に入った所です。

WEBでの活動が殆どでしたが、3ヵ月で予約がいっぱいになるようにやってきた事を記載させて頂こうと思います。

●まずはリピート率・もっとも重要。

集客集客と私のような駆け出しサロンは活動してると思います。
とくに3ヵ月前はオープンしたばかりでしたので。

ですが、もっとも重要なのがリピート率。

お客様満足ですよね。

どんなに集客がうまくいっても、お客様が戻って来てくださらなければ、うまくはいきません。

・リピート率で集客難易度も広告費も変わる

例えば、1ヵ月で100人ご来店してもらっているサロンがあるとします。
来店サイクルは1ヵ月にしてください。

このサロンのリピート率が70%でしたら、来月は70名のご来店。
現状維持のためには集客人数が30名必要です。

しかし、リピート率が90%でしたらどうでしょうか?

100人ご来店頂いていたら、90名の再来。
月当たりの集客数は10名で人数が維持できます。3日に1人でいいわけです。

リピート率が低ければ低い程、集客難易度は高くなり広告費も上がります。

しかし、
リピート率が高ければ高いほど、集客難易度は下がり広告費も必要としません。

極端な話、リピート率が100%になれば、絶対にうまくいくしかないわけです。

そう考えると、新規集客よりもリピート率を高めてお客様を増やす事が重要だと感じています。

それでも、オープンしたばかりの当店は、まず新規のお客様に来ていただく事。
来ていただけなければ、リピートも何もありません(汗)

●”すぐ行きたいお客様次は行きたいお客様の到着場所

ご来店いただくお客様の100%が、ホームページをみてのご来店。

そのため、たった1回のアクセスも無駄にしないようにするために、SNSの構築。
ご来店の可能性があるお客様としっかりと繋がれるようにしました。

すぐにいきたいお客様にはスムーズにご予約フォームへ移動できるように。

次にいきたいお客様は、連絡がしやすいLINEなどへご案内してご登録いただく。

ホームページやブログを見ていただいて”行きたい”と思っても、先日美容室にいったばかりだとなかなか予約はしてもらえないです。

しかし、LINE@やフェイスブック、メールマガジンなどにご登録いただければ、またアプローチするチャンスがあります。

”また連絡ができる関係性になれるようにご案内する”。

成長するためにはとても重要だと思いました。

ネット検索などでアクセスしてみてくださった方が、また来てくださる保証はどこにもありません。

しかし、SNSをキャッチしてもらえるようにしておけば、いくらでも連絡が届きます。

  • ・すぐいきたいお客様には、最速でご予約をいただけるように。
  • ・美容室に行ったばかりで、”次はいきたい”というお客様には、一度SNSにご案内。

こうして、どんな1アクセス(1名様)でも確実に繋がれるような仕組みを構築していきました。

ホームページは作ってからまだ2ヶ月程度しか経ってないので、アクセスもそんなに多くはありません。

1日20~30/uuあるかないかくらいです。

ですが、1日にいただくご予約やお問い合わせ数は1~3名。
8月はネットからのお問い合わせandご予約数が54名でした。

当然、すべてのお客様をお取りする事ができずに、あれよあれよと9月のご予約のすべてが埋まってしまいました・・・
すぐに対応できずに本当に申し訳なく思いました。

しかし、こうなれたのも、
確実にお客様に届くように、”繋がる”事を意識していたからかもしれません。

・次は行きたいお客様の来店のきっかけ

ラインやフェイスブックをみてくれるようになった、次はいきたいお客様へのアプローチも工夫しました。
登録後の、ご来店までの促しですね。

通常でしたら割引などのサービスをする美容室が多いかもしれませんが、うちは一切やりません。
値下げはしない主義です。

そのため、値下げ以外の魅力がないと、LINEやフェイスブックに参加したけど”そのまま”になりやすい。

そうならないようにするために、定期的な髪のお手入れ情報と美容室選びの重要性などをお伝えするようにしています。

これはブログを経由するときもあれば、LINE内で完結するときもあります。

●ブログの目的を搾るこれから行きたい人通いたい人探したい人で欲しいものが違うのでは?

私がブログ更新で気をつけながらやってきたことは下記の項目。

  • ・ブログの目的を絞る
  • ・無駄な記事(あいまいで用途がわからない)を入れない
  • ・ノイズを入れない
  • ・これからきたい人はどんな記事が見たいのかを考える
  • ・もう来てくれて通ってくださる人はどんな記事が見たいのかを考える
  • ・サロンを探している人は何を検索するのかを考える

 

・まずはブログの目的を徹底的に絞りました。

これを”しっかりと決めないと”いろんな情報を載せ過ぎてしまい、無駄(あいまいという意味)な記事が増えてノイズだらけになります。

私のサロンブログの目的は以下の4つ。

  • ・新規のお客様の獲得
  • ・既存のお客様のファン化
  • ・アクセス数アップ
  • ・HPのドメイン強化(被リンクの獲得・統一性のある記事のストック)

この目的以外の記事はノイズとして認識。

用途がわからない記事や、読んだ人が何も感じない記事はアップしないようにしています。

「誰かに突き刺さる記事」。

これを意識しての更新です。

どんな記事を書かないようにしているかといいますと、読んだ後に、

「ふ~~ん・・・・」
「で?」

とならないようにする記事です。

結末がなかったり、ゴール(目的)がなかったり、4つの目的を達成しない記事はアップしません。

ノイズが入れば入るほど情報が薄まり、見てもらいたい記事への到達率が低下する(かも)と感じたからです。
※ドメイン評価は低下するようです。髪の情報の中に食の情報が増えすぎると髪より食に対してつよくなります。

そのため、更新するときは、

  • ・今回の記事は、
    「これから来たいと思ってくれている人に書こう」。
  • ・今回の記事は、
    「今来てくれている人へのアドバイスと楽しんでもらうために書こう」。
  • ・今回の記事は、
    「検索エンジンからのアクセスアップのために書こう」。
  • ・今回の記事は、
    「被リンク獲得の為に書こう」。

というように、目的を持って更新するようにはしてきました。

●記事のバランス・髪とそれ以外のシェアできる情報の割合

特に頭を悩ませたのが、記事全体のバランスです。

髪の情報ばかり掲載していても、新規のお客様は増えますが、既存のお客様は楽しみが少なくなりブログを見る事から離れてしまいます。

これから来てくださる新規のお客様>髪の情報や変化が知りたい

今来てくださる関係が近くなれたお客様>私の髪がどうなるのか?あなた(担当者)の事も少し知りたい

こんな風に定義して更新しています。

新規のお客様も大切ですが、今通ってくださっている方に楽しんでいただきたい。

その為には、できる限り多くの人が楽しんでシェアできる情報のみを掲載するようにしました。

私がブログに掲載しているテーマは、

  • ・髪の毛の情報
  • ・地域情報・サロン中心に半径20キロ限定

です。

地域の情報を掲載しているので、自然とサロン周辺にお住いの方の検索も増えていきます。
地域情報といってもそんなに難しい事ではありません。

お客様に教えていただいた美味しい食事ができるところを行くようにして、
「ここも美味しいですよ!ご存知でしたか?」というような感じでご紹介させていただいています。

●すごくなくていい。だけど繊細さと目的設定は重要。

今回、自店の店舗集客をゼロから構築して感じた事は、自分がすごくなくて良いという事。

必要なのは繊細さと目的設定のみだという事です。

なんか集客や読んでもらえるブログというと、「自分がすごくなきゃいけない」と思いがちではないでしょうか?

「目立たなきゃいけない」と思ってしまいませんか?
私はそうでした。

しかしやってみてわかったのは、
「お客様に来ていただく事」を目的とした場合は、”目立つ必要もない”し”すごくなくていい”という事がわかりました。

自己ブランドを高めて、自分自身の知名度を高める目的があるようでしたら、「すごくある」事「目立つ必要」もでてきます。

が、

”サロンに来ていただくお客様を増やす”ためには繊細さ。丁寧さが重要と体感する事が出来ました。

ブログや発信している情報がブレないようにするための目的設定が重要だと体感できました。

●サロン技術と知ってもらう技術(ITやチラシ)はとっても重要

今回、オープンしたばかりのサロンが3ヶ月で予約待ちに持っていく事ができた一つの要因として、私がITやネットに対して強かった事が非常に大きいです。

お客様の多くが、スマホを見て生活しています。

  • ・生活を豊かにするための情報をスマホで検索。
  • ・次の楽しみを見つけるためにスマホで検索。
  • ・誰かを喜ばせるためにスマホで検索。
  • ・自身を磨くためにスマホで検索。

そのお客様の検索網により多くひっかかる事が、今後は絶対に必要です。

私のサロンは、中が一切見えなくて店名が入った看板しか出していません。

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※夜撮影のため透けて見えますが、昼は一切みえません

お店の前は車が毎日走っていますが歩行者は日に3人程度。
3ヶ月間で通りがかりの人が入ってきた事は1回もありませんでした。

多分、通りがかりの方が入ってくださるケースは一生ないと思います。
それが目的で設計してあります。

それでも、サロンが予約いっぱいで1ヶ月の予約待ちの状態になったのは、

  1. 1.通ってくださるお客様を大切にリピート率を重視
    して
  2. 2.少しでも多くの情報網やスマホに引っかかりように
    して
  3. 3.今すぐ予約したいお客様へスムーズに予約先を誘導
    して
  4. 4.次はいきたいお客様との関係作りを仕組み化
    して

きた事だと思っています。

”リピート率重視”以外は、すべてにITというネット技術が入っています。
※リピート率の向上にもITは関与します。

今は美容業界のネットワークは非常に弱く参入の余地がまだまだあります。

私の店舗を構えている長野は人口に比べて美容室はまぁまぁ多いと思います。
しかし、ウェブ上にライバルは皆無。

リスティングもほとんど出ていません。

サロン技術ではすぐには勝てませんが(たかが10年程度の美容歴・技術歴なので)、
知名度や認知度でしたら空いた時間で一人作業していても市内のサロンでしたらゴボウ抜きできるかもしれません。

それだけ、多くのサロンが取り掛かっていないと認識しています。

今後も取り掛からないでいただければ、私的にはとてもありがたい。

同じように思っているウェブに強い経営者の方は多いのではないでしょうか?

私がオープンして早い段階で起動に乗せる事ができた要因の一つとして、WEBの構築をしっかり行ったというのが大きいです。

これからはさらに重要になってくるかもしれませんね。

特に、小さな個人店(私のような)でしたらなおさらそう思います。

今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

ありがとうございました。

追記

「あなたのスタイリストデビューを待ってくれるお客様を増やす!アシスタントからできるブログ更新」みたいなのが評判よさそうでしたら、プールマガジンにて掲載させていただこうと思うんですが・・・需要あるかな・・・。

今回の記事がもし参考になる事が多いようでしたら、何かウェブ関係でプールマガジンで連続掲載させていただこうと思います。

ありがとうございました。

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