- 技術
- 2014. 08. 04
自分で日々、【ジャッジ】してますか?
基本的にアシスタントには…
「やり方の真似はしてもいいけどデザインの真似はしなくていい。てゆーかするな。」
と指導してしまう私です。
理由は簡単です。
【自分が唯一無二の存在】
でいたいからです。
嘘です。
いや、ごめんなさい。半分本当です。
*やり方=デザインにして欲しくはない。
デザインて、色んなやり方の融合から生まれてくるんじゃないかなー。なんて思うんですよね。
よく、間違いやすいのがやり方=デザインと解釈し、頭が固くなっている子も多い様に思います。
*人によりやり方は違うからより柔軟に。
スタイリストによってテクニックの考え方はもちろん違ってやり方というものは最終系に向かっていくプロセスにしか過ぎず、そのやり方の引き出しを日々、増やしていく作業をしているわけです。
*日々、デザインに対してジャッジしてる?
「可愛い」と思うもののビジョンを描いているでしょうか?
付いているスタイリストが表現しているデザインというものが全てではなく、可愛いというものはそれぞれのデザイナーの中にしかありません。
日々デザインに対してジャッジするアクションをしていますか?
本当に貴方が可愛いと思っているものはそれですか?
そういう自問自答を繰り返す事が大事かな。と思っています。
*て、事は?
サロンコンセプト云々抜きにデザインの幅はもっと見せられる事となります。
僕はそういった「創造性」が大事なのでは?
そんな風に思っています。
*僕はとにかく偏屈者。
自分はアシスタントさせて頂いている時からデザインを見せて頂き、常に自問自答してきました。
「これは(自分の中で)可愛いのか?」と…
見せて頂いていた先輩には大変失礼な発言かもしれませんがそういった問答を繰り返し、見せて頂いたテクニックは自分の引き出しの中に丁寧にしまい今現在のデザイン表現の時に引き出しを開け、そしてまた新しいものと融合させてまた引き出しにしまっていく。
そんな作業を毎日繰り返しています。
*そうして生まれるビジョンとは。
デザインというか作るヘアスタイルにおけるポリシーみたいなものが生まれて欲しいですよね。
色んなものを見て「やり方の引き出し」が増えた
そしてそれを用いて奏でる自分のアイデンティティ。
色んなものが見えた、そしてそれを融合していったらこうなった。
そういったものができるという事がアシスタントしてくれる人に求める所で、本質はそこにあると思っています。
僕は…
Twitterのプロフィールにも書いていますが…
主な活動は【自然体で生きる女性、飾らない女性、誇り高き女性像の創造。髪を通じてそういった「像」を作っています。】
そういったものが自分のアイデンティティ。
沢山の先輩方にもらったその引き出し。
そういったものから生まれるアイデンティティ。
それぞれ各々、日々忙しい中から沢山の材料をもらい、真似をするだけでなく、自分らしいアイデンティティを育てていって欲しい。
そんな風に祈っています。
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