- コラム
- 2015. 08. 04
左手に宿りし神様のお話。
茶々丸の左手に宿りし神様のお話。
茶々丸の顔面バレ記念に
少しプライベートな一面も話してみようと思う。
彼此 もう22年…。も前のハナシ。
茶々丸。青春真っ只中の高校生時代。
放課後の屋上で仲間と遊んでいる時に
予期せぬ事件は突然起こった…
3メートル程の高さ。
頭から落ちた茶々丸。
下はコンクリートだった…
『危ないっ!』
瞬時に身を翻しアタマをかばうカタチで左手から落下した…。
あまり覚えていないが、鈍い音がした。
茶々丸の病名
《 左手首 橈骨・尺骨粉砕骨折 正中神経断裂 》
骨が粉々に砕け散ってしまい彼方此方に動いているので、レントゲンに殆ど写らず…
1番大きな神経が切れてしまったので、
親指・人差し指・中指は一切動かず麻痺状態。
『ありゃりゃ。これじゃ、ジャンケンで一生“ パー ”しか出せないじゃないですかっ!』
っと冗談まじりヒトには明るく振舞っていたけれど
『手首より先を切断する事も視野に入れて欲しい』
主治医の発したそのコトバが胸に突き刺さり、
1人。病室でその夜は泣いた…。
何処か…将来は“ 手に職をつけたい ”そう思い始めた矢先の出来事であり、
16歳の茶々丸に突きつけられた現実。
しかし。
奇跡の事態が起きた!
なんと、手首に関して日本屈指の先生が
茶々丸のオペをかって出てくれたのだ!
オペが1週間延期されマナ板の上の茶々丸。
術式の説明は理解していたが…
終わったら左手が無くなっているんじゃないか…?と思うとホンキで怖かった。
手術は大成功。
『神経?あぁ。繋いどいたから多分大丈夫よ。』
アッケラカンと難しい事をサラッと言った先生が今でも鮮烈に記憶に残っています…。
12ヶ月のリハビリを乗り越え、
ほぼ何の障害もなく元通りの機能に復帰し…
今は“ 手を使う職業 ”に就かせて頂いています。
茶々丸はね。きっと神さまが、
『 手を使ってヒトをお助けしなさい 』と繋ぎとめてくれた“ 左手 ”だと勝手に思っています。
(神様は宿っていませんが…笑)
茶々丸にデキること。
それは、ヒトの髪色をキレイにして差し上げること
今日も粛々とヘアカラーに勤しみます。
長文お付き合いありがとうございました。
♪( ´▽`)
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