• 接客
  • 2015. 07. 30

【手袋つけてのシャンプー】「気持ちいいか?」

あ、別に「手袋つけてのシャンプー」を否定しているものではありません。

今月のオーサーテーマが「手袋つけてのシャンプーの是非」だったもので…

美容室における技術提供のうち最も「リラクゼーション」としての効果も高い「シャンプー」という技術。

最近、話題に上ってた事で…

「手袋をつけた状態でシャンプー」

ってどうなんだ?!という事がありました。

*どうだろ?別に”お客様がよければ”いいかなぁ?

と、いう事に尽きます。

かつては…

いや、それダメでしょ。

みたいな風潮あったと思うんですが、近年においては価値観変わってきてると思うんですよねぇ。

*自分自身も”手荒れ”ひどかった方

僕自身もアシスタント時代”手荒れ”ありましたね。

身内で言うと「妹」は美容師免許持ちですが、妹も手荒れで美容師辞めたくらいです。(母親もすごく気にしていた)

肘まで上ってくる手荒れ。

痒いわ、痛いわで病院も通って、ステロイド系の薬つけまくり(それつけると治りはしないけど痒くなくなってたんすよね。)、「早く休みこないかなぁ?(数日休みが入ると治せるチャンス!)」みたいに思ってました。

美容師さんは皆どう思ってんですかね?

調べてみました。

沢山の「手荒れに悩める」美容師さんのコメントが。

(僕も見た”手荒れ”に悩める美容師さんのツイート)

(これはひどい…)

(しかしながら凄くポジティブなコメント。あっぱれ)

(手袋をつけてのシャンプーにトライしてみたそうな。難しさを感じているらしい。)

(美容師同士でアドバイスコメントが飛び交っていて美しい)

(お店外の先輩方も黙っておけない美容師にとって深刻な悩み”手荒れ”)

*これが現実

まずは一般の方々にもこういった模様を知っていただくという必要性がありますよね。

*そしたらどうすんの?

と、いう事になってくると思うのですが、ここでは色々な意見が出てくると思いますよね。

*そういう目に遭いながらも乗り越えた。

僕はこっち側。手袋してシャンプーした事ないです。

理由は簡単。

「気持ちよいシャンプーをする障害になる」

そういう事。

明らかに手袋つけてやるより素手の方が気持ちよいシャンプーを提供しやすい。と考えた。

んで、その当時考えたのは単純な話…

「早く上にあがろう…」

シャンプーで1日数十人単位行っていくのは割と若くて、入れる技術が少ない時に多かったので、パーマ、ブローなどその他主要技術メインになれればこれは抜けられるかもしれない。そう考えた。

ま、それで必死にトレーニングした。

そういうのもありました。

多分、同じような感覚の上の方も多いのでは?なんて思います。

*イヤイヤ…それは違うでしょ

もちろんそういう価値観もあると思います。

全然理解できます。

お客様目線で考えた時に…

1番ダメなのはなんだろう?

と思うと…

・店や人によって差がある

ってのがお客様にとっては1番ダメなのでは?

なんて思いましたよね。

そもそも「統一」されていれば良い。

「この人だったら手袋つけてシャンプーされる」

「この人だったら素手だから指名しよう」

みたいな現象が生まれるとやってる側もプレッシャー感じちゃいますしね。

「当店ではサービスの均一化を図る為、全員手袋の着用でシャンプーを行わせていただいております」

そんな感じのインフォメーション入れた上で技術提供を行う。

まずはそこでお客様にご理解をいただく。

そして更に…

*手袋つけてシャンプーしたとしても快適な技術を生み出す

そう、そういったカリキュラム化を図っていくのがまことに建設的かと思います。

まぁ、やるならどっちかなのかなぁと。

凄く難しい所ですねぇ。

ちなみにウチで言うと…

「認めてはいません」

致し方ないケース以外は「手袋つけてのシャンプー」は認めてません。

僕自身もそういう立ち位置です。

基本的にはお客様の声が1番。

手袋をつける事により、感じにくいお湯の温度、指の感触…

好評を得たという実感はありません。

まぁ、そりゃあそうですよね。

致し方ない場合は、お声がけさせていただいた後に(キチン徹底させる必要はあると思ってます)提供させていただく。という形ですかね。

何より考えなくてはいけないのは「お客様」という部分であり、そこのニーズに応える最大限の努力はしていきたい所。

そして、その発展系を目指したい所ですね。

このテーマに対して盛り上がりを見せていたのはそれだけ業界にとって深刻な事なのでしょう。

発端となった記事も業界啓発としてとても良いものだと思いました。

が。

別に「声を高らかにして言う必要もない」とは思いましたよね。

「お客様に対してのインフォメーション」

としてだけの記事であれば理解もできるのですが、この業界の部分で見え隠れするのは「ウチこうやってんだぜ!」的なニュアンスで捉えられがちなので自分としても気をつけていきたい所だなぁ。と…

記事内容だけでなく、冒頭添付の文言などにも細心の注意を払いたいところ。

別に記事にしなくても店内張り出しだけでも良かったのでは?という感想も。

どうせなら呼びかけして「せーの!」で日本中の全サロンが統一して取り組みを始めるくらいの感じだと凄く良いのですが。

そうすると文化として成り立ち、差も生まれないので…

来店なさったお客様が1番快適に過ごせる方法論というものを見出していきたい所ですね。

最後に…

色々情報収集していく中では1番コメントが多かった手袋。

//www.amazon.co.jp/ハイマンズジャパン-ロイヤルタッチ-グローブ-ロングタイプ-10枚入り/dp/B006G54R5C

実際、取り寄せてみて実践してみてます。

その他、薄い、出来るだけ指感触が伝わり、お湯の温度確認が容易なものとかも検証中。

お客様にとって良き事。

そして美容師にとっても最も良い方法論を見つけだしていきたい所です。

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