• コラム
  • 2015. 06. 06

【カット20円?】衝撃的なインドの美容室事情

こんにちはJUNです。

今日はこんな世界もありますよっ!てことでインドの美容室、床屋事情を書こうと思います。

 
インドといえばどんなイメージですか?

僕は行く前は完全にカレーとダルシムのイメージでした。

ですが実際行ってみるとカレーを食べてる人はいるものの、ヨガファイヤしてる人は見かけませんでした。

よくインドに行けば人生が変わる!とか言われるようですが、それはたぶんちょっと誇張され過ぎな気もします。

 インド人だって同じ人間なので基本的にはやっていることは同じなのです。

ですが、インドの各地で出会った美容師(というか理容師)の方々には本当に驚かされました。

インドの文化では女性はあまり髪を切りません。

そういった文化的な背景もあり、インドでは女性用の美容室よりも、男性用の床屋さんが圧倒的に多くあります。

 あまり知られていないのですが、高級なお店や普通の小さいお店の他に、路上で営業をしている床屋さんも非常に多いんです。

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(国境の街ラクソウルの道端で営業するオッチャン)

それぞれ縄張があるようですが、いろんなところをまわってお客さまを集めたりすることもあるそうです。

 
駅、道路、川の前、本当にいたるところで椅子やただの箱に腰掛けて髪を切られてる人々を見かけました。

それだけでも日本人からしたらまあまあ衝撃ですが、驚くのは料金設定です。

物価がかなり安いインドでも破格の値段です。

なんとヘアカットが20〜30ルピー(約50円)

それだけでなく、ヒゲ剃りも一般的な人気のメニューの1つで、こちらも料金は 20〜30ルピー(約50円)

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(駅前で営業するオッチャン。手際よくヒゲを剃っています。ちなみに椅子はレンガ3つですwww)

カットしてヒゲをそっても100円程度。

これはローカルなレストランでカレー定食を食べるのと同じくらいの値段なんです。

 聞いたところによると10ルピーヘアカット(約20円)も存在するとかなんとか、、、。

 路上の床屋さんを何度か見学させてもらっていて気づいたことがあるのですが、多くの理容師さんはカットするときに、その場から全く動きません。

お客さんと向かい合うようにしゃがみ、そのままカットしていきます。

後頭部をカットするときには頭を抱え込むようにし、切っているところがよく見えないだろうなぁというような状態。

日本の場合、後頭部をカットするときは通常下から上へと刈り上げていきますが、向き合った状態なのでお客さんの頭を倒し、奥から手前へと刈り上げていきます。

頭をカットウィッグのように容赦なくグイグイ左右前後に動かし、ジャキジャキと強めの音がする切れ味の悪そうな錆びた大きめのハサミで、どんどん刈り上げていました。

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その手さばきはかなりすごかったです(笑)

最後に顔周りと襟足と耳の後ろを剃刀でピッチリとラインが出るように剃って完成。

襟足は生え際から1センチくらいいっちゃってました。

そこまで剃る?w みたいな感じで。

これはインド人男性の間では定番のスタイルになっていて”ポリススタイル”と呼ぶ人もいるそうです。
 

・・・バラナシという街に滞在していた時のこと。

仲良くなったインド人の男の子伝いに、僕の噂を聞きつけたというインド人の理容師さんから「カットをしてほしいから店まで来てくれ」と頼まれました。

 

カットして?どういうこと?と思いながら行ってみると店はやっぱり外。

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(ガンジス川の前で15年床屋さんをしている大ベテランのオッチャン。 )

でもよく見かける路上の床屋さんよりは椅子や鏡があるという点で、普通のお店に近かったです。

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(ヒゲもこの大きいハサミでジャキジャキと・・・)

 

オッチャンは僕に『カットしてくれ!』とお願いしてくれて、オッチャンの店?を借りて髪を切ることになりました。w

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(インド人男性は人が亡くなったりするとここの毛を伸ばすそう・・・)

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オッチャンさっぱり。

『いくらだ?』

『お金はいらないから、かわりにカットしてほしい』

『そうか、よし座れ』

ということで、次は僕が切ってもらうことになりましたw

まさかの展開に見てた野次馬も騒ぎ始めました。

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伸ばし中だったので刈り上げメインという事でお願いしました。

ボーズにならないかドキドキです。

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(年季のはいったコームとシザーで・・・)

首をグイグイ動かされ、軽快にカットしていくオッチャン・・・

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ジャキジャキすごい音がしてたので耳を切り落とされるかと思いましたが、さすがそこはキャリア15年年のベテランさん。

とても良い感じに仕上げてくれました。

国も変われば美容室事情も変わる・・・

これまで13ヶ国ほどの美容室を訪れましたが、行くだけでも結構発見があります。

カットやカラーをしてもらうと、よりいろんなものが見れて楽しいです。

もし海外旅行のさい、機会があればカットしてもらうのもいいかもしれません。

インドの路上床屋でもいつかぜひ!w

今日も読んでくれてありがとうございました(^^)

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