- 経営
- 2015. 05. 22
友情をぶち壊してまで得たい目先の利益
今回は結構ディープな記事。
あまり裏側な事は書かないがたまには特別に、、ね?
私がmalvaを初めてから今まで、記憶に残るほど悩んだことは数回。
その中の1つのお話。
—–
あるタレントAさんからの紹介で、あるタレントBさんがmalvaに来たい、と。
でもその方はいつも行きつけのネイルサロンがあったの。
この人と言えばこのサロンだよね?みたいな。
でもそういうこともあるよね。「たまにはサロン変えたい」て。
一般のお客様はいいんです。
好きな所に、好きな時に行けばいい。
プロパー(通常料金)だから。
でもタレントの皆さんは、だいたい他のお店では無料だから(malvaではタレントの方からも戴いております。これは私のポリシーで)サロンを気分で変えるのはどうなんだろう?て、ふと思うんです私は。
ネイルサロン側も広告効果を狙ってそうなっているわけで、
タレントにとっては、仕事の1つだし。
場合によってはそのサロンだけしか行かない、てお仕事的な契約してる人もいるしね。
(美容室はいいと思いますよ。みんなそこを広告代、て割り切れる予算もあるし昔からどこもそうだから、伝統みたいなものだろうし)
(それに今回は無料とか無料じゃないが問題とかではない。そこが趣旨ではない)
—–
もしあなたがオーナーなら、どうする?
いつも決まったお店に行ってる方が、しかもそのサロンの顔とも言えるタレントさんが、もしあなたの店に来たいと行ったら?
自分のお店に宣伝になりそうな人。
しかもこちらに来たら話題にもなるよね?
あれ?店変えたんだ?
どこだろう?HP見てみよう!
とかね?笑
少なからず宣伝にはなるわけですよ。
やりますか?
そのお客様。
お断りする?
私はその時、こうしました。
—–
紹介してくれたタレントAさんに、malvaではそのタレントBさんも(いつも他店で無料だったとしても)「料金かかりますよ」と伝え、
そして、いつも担当しているネイリストさんへ連絡。
「紹介されようとしてるんだけど、Bさんといえばそちらのサロンさんの顔とも言える方、、」 「何かありましたか?」 て、連絡しました。
事情など聞いて、結局、一人のお客様としてプロパー料金で1回だけ受け入れました。
—–
まぁ、でもそんなお金かかるならもちろん後は来ないけどね笑
(他店行ったらいつも無料なんだしw)
初めからそこまで読んでのプロパー料金で接客しました。
私が、そのネイリストさんとめちゃくちゃ仲良いか、て言われたら全然普通レベルだと思うんですよ笑(2年に1回ご飯行くか行かないかのレベルだから…ただの知り合い程度w)
だから別に何の恩義もないし、やる必要もなかったんだけれども。
私なら『いやだな』て、思うから
やっぱり事前にきちんと連絡したいな、て。
それって、礼儀じゃない?
仁義じゃない?
「そちらのサロンの広告のタレントさんなんて知らなかった~」て切り通すのか
はたまた、お金もらってるんだからお客様の一人だし関係ないじゃん!(どや!)
て、言い放つのか。
どちらも簡単だとは思うのですが、
私は、しらを切り通したり、知らなかった、なんて無責任な事は言いたくないな、て。
少なからずサロンの代表だから、スタッフに顔向けできないようなことは絶対にしたくない。
もちろんね、そのタレントBさんが来てくれたら宣伝になったかもしれないよ?
でもね、同じ界隈で頑張ってるネイリストさんを不快な気分にさせてまで、それをやる必要あるのかな?て自問自答した時に、私の答えは「それは違うな」て、思った。
一緒に結構長い時間、近いテリトリーで頑張ってるから、そんな姑息なマネは私にはできないな、て。
私ね、そういうのめちゃくちゃ大事だと思うんですよ。
別に特別仲良くなかったとしても。
そんな目先のちょっとした利益にとらわれてやる方が、よっぽど安い人間だな、て。
それなら切磋琢磨して、そのネイリストさんとか、他の方とも、違う店ながらもお互い生き残りたいな~て思って笑
友情をぶち壊してまで得たい利益は果たしていくらなのか?
て考えたら、私は迷わず小さな利益は手放します。
私は美容業界を生業としているから。
ちょうどね、昨日、10年来の友達の美容サロンのオーナーさんに、その友情をぶち壊されるようなことをされたのでこんな記事を書いてみました。(記事の内容とは全然違うけど、趣旨は同じ)
友情をぶち壊してまで得たい目先の小さな利益。
そう思われたことが本当に残念です…
〈まだサロンが2年だから、イケイケでなにやっても構わない〉て、思ってるのかな?
〈知らなかった〉と、しらを通すことがオーナーとしてあるべき姿なのか?
お店…10年続くといいですね…
10年、て、かなり大変ですよ。
苦しいことや山も谷もありますよ。
私が少なからずいちお9年位かな?やってこれたのは
周りの協力のもと、世間にどんな風に思われても、信念を曲げず、仁義を通して来たからだと私自身は思っています。
例え、今この記事を読んでるあなたが〈オーナー〉でなかったとしても、
いち〈ネイリスト〉であったとしても、
いち〈アイリスト〉であったとしても、
いち〈美容師〉であったとしても、
どんな職業だったとしても、
こんなケースは誰にでも当てはまるし、選択を迫られる時がくる。
人に不快感を与えるけど自分にとって利益になること。
それをするのかどうするのか。
例え小さな出来事だったとしても。
その時、
あなたはどうする?
また、たまには裏話しましょ♪
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