- コラム
- 2015. 05. 30
理容美容免許の統一すべきか?
理容美容の規制緩和について
今回は、何かと話題なこのことをテーマに書かせていただきます。
ことの発端は、QBハウスさんが「規制緩和要望書」を提出されたことなのですが、
QBハウスさんが提出していた要望内容としては、
■要望内容
理美容業に係る規制について、下記の規制緩和を提言いたします。
(短期的には)同一店舗における理容所・美容所の重複開設届を認め、理容師・美容師の混在勤務を認めるべき
(長期的には)理容師及び美容師の資格制度を統一すべき
確かに、美容室で男性のお客様がカットのみは禁止っていうのは、実態に即してないですからね。
ぶっちゃけ、男性でパーマかけるから美容室に行こうていう方の割合自体少ないんじゃないでしょうかw
女性でも全国的にパーマ比率10%あればいい方らしいですからね。
同一店舗における理容所・美容所の重複開設届を認め、理容師・美容師の混在勤務を認めるべき
簡単に言うと、美容室で男性カットのみでもOK理容師さんも美容室で働いてもいいよ〜。ってことなんですが、
そこは同意できるなぁと。
細かい設備的な部分や、クリアしないといけない点も多々あるんでしょうが、
その辺は【置いといて】考えた場合はありではないでしょうか。
しかしながら、
理容師及び美容師の資格制度を統一すべき
という点に関しては、僕は別の意見で。
統一すべきではないと考えています。
この要望が通った場合に懸念されるのが、おそらく理容師美容師免許取得に際しての、
国家試験内容が変更されることが予想されます。
美容師免許取得に関して、二年というのは必要なのかな?というのが、現場感覚なんですよ。
正直、一年で十分ですし、現場で学ぶことの方が多いですからね。
二年制に関してや、国家試験の時期についてもいろいろなところで言われていますが、この辺はまたの機会に譲りますが
誰か一年制に変更の要望書だしてくんないかなぁw
そもそも一本化って必要なのかな?と
理容師、美容師免許が一本化されたら、単純に勉強しなくてはならないことが増えるので、三年ないし、四年制になるんじゃないか?と。
そもそも設備においての要件も異なりますしね。
僕は、一年制で美容師になれた世代の最後なんですが、二年いったら、研修旅行でロンドンに行けるというおバカな理由で無駄にもう一年いってしまったわけなんですがw
二年いった人間としては、早く美容師になることを考えた場合無駄だったなと。
もちろん今の妻にも出会いましたし、人生としては実りが多いことでしたけどねw
できれば、一本化されたとしても年数が増えず、早く現場で活躍できるような法整備になるとものすごくいいですが、
しょせん資格は資格、
実際の現場で研磨された技術が本物であり、資格を持っているからといって実際お客様に提供できるものにできるかは、現場の教育に委ねられれているのが、この業界の現状なのでは?と。
僕は、そこに対して現状はアクションを起こそうとは思いませんが、理容美容の資格は別であるべきだと考えていますねー
しかしながら今回は『誰か言ってくれるといいなー』っていう部分をQBハウスさんが、規制緩和の要望書を提出されたのは素晴らしいなぁと思いますし、提出するタイミング完璧だな、などと思いました。
今後はどのようになっていくのか、静観しつつ、自分ができることを行っていこうと思います。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TwitterでPOOLMAGAZINEを
Follow @POOLMAGAZINE_jp