• 経営
  • 2015. 11. 15

自己ブランディングを辞める。

千葉県の美容室Wiz代表の歌代です。

「自己ブランディング」

この言葉がつい最近もてはやされていましたが、そのほとんどが「ネット」をいち早く使いこなしたイノベーター達の事を呼んでいたような気がします。

美容でいえばSNSを駆使して自己発信し、会社単位ではなく自己の知名度やブランド力を上げ様々な恩恵を受けた人達です。

その後、イノベーターに続けと自己発信する美容師さんを多く見受けられるようになってきましたが、今では当たり前の手法となってしまい、個人単位でのネット発信という分野での応用や向上では大きな収穫を得ることが難しくなってきました。

そもそも一部の人達以外、自己発信だけでは個々の美容室における問題を打破するまでの手法ではないのかもしれません。

しかし、ネットを上手に活用し自己発信を続けていける人はとても貴重であります。

どうするべきなのか?

今の美容は「売り上げ重視」から完全な「利益重視」に変化していますので、まずは売り上げによる評価から、単価・リピート率・スピード・ネット活用・教育など様々な評価に細分化していく事が重要です。
評価を細分化することにより、美容師がどこに力を入れて仕事をすればいいのか明確にする事で効率的に利益を上げていくという事です。

美容師に求められるスキルはとてつもなく多岐にわたってきていますので、これまでは絶対的な美容の技術を武器に客数をこなすなどで対応出来ました。

しかし、今の時代は美容の技術だけでなく、より幅広い分野での技術の向上が必要不可欠になっています。
接客、撮影、ネット活用、教育、財務、 労務、税務など、全てのことを最適化してベストを尽くし、それら一見、直接利益に結びつかない業務を、利益に直結させるプロデュース力が必要です。

今までの様にそれら全ての達成項目を店長やマネージャーにまとめさせるには、到底追いつかない膨大な仕事量になっていくので、技術に特化、接客に特化、撮影に特化など優れた「個」を中心にチームの構築させることが急務となります。

これは簡単ではなく、規模や時代の変化によって仕組みを随時変化させていく必要がありますので、柔軟に構築できるプロデュース力が経営陣に求められているのです。

また、これら多くの業務をネット活用が得意なスタッフが自己発信ではなく会社単位の発信、又すべての業務を効率化していくためにネット活用していく事。

自己ブランディングのみで消耗させずに、大きなインパクトを起こす為に、チームの為に時間を使うべきだと思います。

また、会社側がそのような特殊アビリティを持つスタッフを優遇する事。それが自己発信できる美容師の幸せにつながり、又、チーム全体の幸せにつながるのではないでしょうか。

※すべての事象にはあてはまりません。

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