- コラム
- 2015. 09. 07
paris collection vol.2
〜パリコレ本番前〜
最初の方は、緊張で会話する余裕なしでしたが。
後半は、エンジンもかかり「最高」のひとときに!!
途中、もはや椅子に座っている余裕もなく。
しゃがみこんでネイル(笑)
こんなことも、いつもだったら考えられない。
サロンでは、空気のように当然に椅子があって
90センチ近い自分のテーブルがある。
ネイリストは誰にも許可なく座れるし、エアコンだってついている。
なのに私たちは、
それでも狭い、それでもやりにくい、これがないあれがないと嘆いたり。
ネイルイベントでのデモンストレーションでは、誰よりも高い位置にいて
たくさんのネイリストさんを見下ろしながら、チップで施術。
それって、サロンワークと言えるのか。
イベントになったとたん、
どうして、チップを使いデモンストレーションを行うのだろう。
このバックステージのように臨機応変に動けるために
わたしは絶対、人の手でデモをやりたいと思う。
リアルと呼んでもらえるよう「人の手」で、実践したい。
そしてデモでは、2台近い自分のテーブルを用意してもらえる。
だけどそれでもまだまだ狭いと嘆いたり、あれして欲しいこれが足りないと、求めてばかり。
…いかに日々の自分が贅沢だったか
そして、その環境がありがたいかを実感しました。
全然別人でした。
ヘアメイク・ネイルが完成し、お洋服を着るまでは普通の10代。
だけどSHOWに挑むその姿を見て、自分がネイルしたモデルさんが
どこにいるのかわからなかったぐらい。
全然別人でした。
本物のプロフェッショナル。本当のプロフェッショナル。
世界で活躍しているのに関わらず
なんとなく肩の力が抜けていて
楽しそうにも見えたりして。
最初は、1本でもモデルさんにネイルができればそれで十分でした。
だけどいざ本番になると
もっと何かできることがないのかなと
自分の無力さを痛感して
歯痒かった、、
私たちはパリコレに行ったのは初めてだったけど
日本人で、そんな世界の舞台で活躍しているネイリストさんが沢山いる。
日本では名前が上がらなくても
世界中で知られているネイリストさんたち。
そんな人が、沢山沢山いるんです。
だから今回みたいに
自分たちが感動していることなんて
その人たちからしたら、いつもの日常。
だけどこれがきっかけで。
そこに少しでも近づけたなら。
いつか、その方々と話してみたい。
一緒に仕事がしてみたい!!
また自分の夢が、ひとつ増えました。
今回のSHOWの協賛は「エクスボーテ」さん。
そして。
華やかなSHOWが終わったその日は
ホテルのお部屋にて
大切なゲストの方にネイルをさせていただきました。
ものすごく疲れてたけど。
いい経験でした。
そして、もちろんホテルなので。
材料は少ないし、思うようにデザインができない。
いつもの技術が提案できない。
だけどそれを嘆くことはなく。
また、サロンのありがたさを実感しただけ。
だけど本来は、そんな中でも自分の力を発揮するべきなんだなと
また、自分の無力さをここでも痛感。
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