- 経営
- 2016. 10. 30
価格も今を作り、次の描きへの重要な指標の一つ
今月のオーサーテーマである「ヘアサロンの価格」について。
「低価格」「中価格」「高価格」とサロンによって価格設定は様々。
ヘアサロンの価格はどこで決まる?
価格は主に、HPや店内で提示されているメニュー構成の平均額で決まり、変動幅は付属メニューの平均額+スタッフの提案力で、お客様が受け入れて頂いた時点で決まる。
そして、サービスが値段以上と感じられる価値提供が出来なければリピート率減少への影響。
全てが連動しているから学ばされることがとても多いです。
価格が高ければいいというわけではなく、大切なのが頂いた金額以上の価値提供ができているかどうか?
頂いた以上の価値提供ができていればお客様は繰り返しご来店頂き繁栄していくし、その逆なら衰退してしまいます。
シンプルで学ぶことが多い他業種のキャッチコピー
新しいメニューやサービスを考えている時、参入市場を検討している時、様々な企業のキャッチコピーとポジショニングをリサーチして学ばさせていただいていますが、シンプルで分かりやすく頭に残るのがニトリ。
「お値段以上ニトリ」。
誰もがきいた事があると思います。
値段以上のものの提供。
シンプルで本質だと思う。
商品の質の向上につとめ、消費者側に「これなら安い」と「またここで買おう」と思わせる。
結果リピーターが増えて店舗はどんどん増えていきますよね。
希少価値を高めていく
技術を磨き、人を磨き、”あなただけ””あなただから”と、お客様にとっての希少価値が高くなれば、頂く価格は自然と上がっていくはずです。
技術力と美容師としての価値(どこで決まるか人それぞれですが)が、重要なのかなと日々思っています。
言うのは簡単ですが、高めるのが本当に難しいですね(汗)
何のための価格アップか?何のための価格ダウンか?
個人的に大切にしているのは「何のための価格変動か?」だと思っています。
お店を作り1年7ヶ月。
今年の12月をもって、ハサミを置く決断をしました。
正直寂しいです。
その決断をするまで、価格をオーナー価格にして、受け入れてくださる少人数のお客様だけに施術をしようと思ったこともありました。
ただ、新しいスタッフを雇用してプロデュースしていく以上、それは僕の描きとは違うと思った。
お客様に必要とされるスタッフが集まる空間を作ることを目標にした以上、自分の価格を上げていくのは違うと思った。
あくまでも舞台裏の人間に徹すること。
だから自分の価格だけアップしても、イメージしていた次の描きとはずれてきてしまうと。
価格を上げる時、下げる時、何か目的があってやると思いますが、僕は「何を大切にしたいか?」の思いの部分が大事。
大切にしているのは次の描き。今ではなく次。
こうしなきゃいけないがないから、本当に自由でいいと思う。
価格を低くして、
より多くのお客様に利用しやすく提供するのも一つの価値。
でも低くしたらそれだけ多くの人が来てくれるかというとそうでもない。
これが面白い所ですよね。
どんな思いで価格を設定したか?
どうなりたくてその価格に決めたか?
その次の描きを僕は大切にしています。
価格を決めた。
それで提供。
うまくいかないorうまくいった。
これで終わるのではなく次の描き。
その価格だからこそのなんとなくの基準があるわけだから、お客様に対して様々なアプローチができる。
「え?ここまでしてくれるの?」といったビックリ提供や、「え?そっちにも取り組みを?」と言った未来への期待。
そこを大切にしながらオープンから進んできました。
何を大切にして何に繋げるか?
価格も今を作り、次の描きへの重要な指標だと思っています。
ありがとうございました^^
Ps
上記でも記載しましたが、来年から経営に専念するため、今年いっぱいでハサミを置いていよいよ本格的に土台を徹底して強くする為の活動をしていくつもりです。
そこで、自分なりに学び実践してきた経営をまとめるブログを作ってみました。
まだカタチとプロフィールだけで記事は入っていません。
が、ここには実践形式でやった事と出てきた結果をまとめていきます。
2015年の5月に美容室をつくり、数字とにらめっこしながらスタッフの雇用と給与の支払い。
まさに価格設定をどうしてきたか?(汗
どうすればよかったのか?(汗
と書いていて振り返れると思っています。
個人的に「試練ばかりで涙なくしては読めません!」という仕上がりにしようと思っています(笑)
もしかしたら、「これから独立したい!」「メニュー構成と価格はどうしよう?」「サロンをリニューアルしたい!」という境遇の人には参考になる情報も出てくるかもしれません。
良ければ気にかけてください。
美容院Dearsの経営学
※タイトルは仮です。思いつかなかったのでとりあえずです(汗
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