- 技術
- 2014. 08. 12
【似合わせ】というものは一体何なのか?
8月度のPOOL MAGAZINEオーサー統一テーマは「似合わせって何?」です。
毎月一本はみんなで一つのテーマを考えるという作業をすることとしています。
*そもそも「似合わせ」って何なのか?
この言語自体に疑問はあるのですが、いつからこういう言葉って生まれたんですかねぇ?
*個人的にはあんまり「似合う、似合わない」っていうのは存在しない。
美容師をやっていく上であんま「似合う、似合わない」って考えた事ないんですよねぇ。
どちらかというとその言語に縛られる方も多い様に思う。というか、その言葉に動かされて「自分の幅を狭めている」方が多い様にも思うわけなんですよ。
僕個人としては「これは似合うから、似合わないから」という理由で髪型は提案していかないかなー?
なんて思います。
*全体のシルエットで似合わせを考えるというよりパーツを絞る
どちらかというと一般論でいう「似合わせ」というのは「全体」を指している様な感じがしていて、違うかなー?って思うとしたらそういう解釈の問題かな?と思ったりします。
どちらかというと全体よりはパーツで考えた方がよりフィットしやすいのでは?なんても思いますね。
*「一般の方」と「美容師」の言う「似合う」という言葉解釈の違いを感じている。
美容師の「似合わせ」という言葉表現とお客様の「似合う」という言葉表現のズレを感じています。
お客様は全体の髪型を示唆している表現。
美容師はパーツを示唆している表現。
こんな感じに思うわけなんですよ。
*その辺りが混同して満足度を上げきれない感覚が。
そのズレ感を理解しておいた上で提案していかないと出来上がりはお客様とリンクしないものになるのでは?
なーんて思うわけなんですよ。
ここまでは「似合わせ」「似合う」の分析です。
*じゃあ結局どうしたらいいの?
冒頭の所に戻りますが結局…
【あんま似合う、似合わない、似合わせとかって言葉で判断しないこと】
みたいなのが一番いいんじゃないかなー?なんて思います。
一つの言葉違いでズレが生じるセンシティブなもの。
あまり言葉表現は鵜呑みにせず、似合うだとかっていう文言はあまり使わず、お客様のヘアスタイルの幅を広げるお手伝いこれが一番いいんじゃないかなー?なんて思ったりします。
んでも、意識する部分は必ずあって部分的なものにおいては確実に譲れない所もあり、そういった所が個性となりえるのではないでしょうか。
今後美容師活動としてはそういったお客様の背中押す立ち位置の美容師目指して頑張っていきたい所。
そんな感じに思っています。
【他のオーサーの似合わせ論も合わせて読もう!】
現在…
「フェイバリットガーデンの齋藤隆志氏」
//poolmagazine.jp/takashisaito/74
「LIMヘアーのカンタロウ氏」
もこのテーマについて書かれています。
合わせてご覧ください。
またオーサー統一テーマが出揃ったらまとめてみたいと思います。
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