- 技術
- 2015. 11. 16
技術を好きになると、うまくなる説。
こんにちはJUNです。
今日は技術について・・・。
好きな技術ってありますか?
シャンプーだったりカットだったりと、人によって違うと思います。
もしくは苦手な技術もあるかとおもいます。
僕は学生時代はアップが好きで、アシスタントの時はカラーが好きで、スタイリストになってからはケミカルやパーマが好きになりました。
で、最近になって新しく好きになった技術というものがあります。
それは『ブロードライ』
美容室のトレーニングでは割りと初期の方に学ぶものなんじゃないかな?と思うのですが、実は僕ブローがあまり好きではありませんでした。
理由は暑いから。
・・・暑いからです。(笑)
僕は汗かきなのです。
病気かと思うくらい。
ドライヤーが放つ熱風により、もう汗が止まらないなんてことも。
お客様にはなんだか申し訳なくなり、汗が出てることに焦って汗が出るみたいな窮地に陥ります。
そんなくだらない理由であまり好きにはなれなかったんです。
(たぶんわかってくれる人いるはず)
ちなみに、過去一番嫌いだったのは国家試験のローションのやつです。
メイポールカールってなんであんなに憎たらしいんでしょうか。
国家試験の課題が決まる直前には『たのむからオールウエーブだけは勘弁。落ちる』と神頼みでした。
結果課題はローラーだったので、僕は晴れて美容師になることができたわけです。
すいません、話がそれました。
僕は世界を旅し始めて、ブロードライの大切さを痛いほど知りました。
『人の髪を切る』という工程のなかで絶対的に省けないのが当たり前ですがカットですよね。
シャンプーやドライというのは最悪なくても切ることはできる。
できるのだけど、ないと最終的な仕上がりに影響してきます。
それはわかっていながらも、電源がないためできなかったんです。
最近になり、ドライヤーとブラシを持ち歩くようになりました(やっと)
外などではなく、電源が確保できる場所でしかやらなくなったからです。
そうして、一年以上ぶりにブローをやってみたら、ドライヤーの素晴らしさに感動してしまったんです。
ドライヤーのすごさと、ブローの大切さ、それからなによりもブローをすることの楽しさを改めて知ってしまいました。
美容室で普通に働く場合、乾かさないという選択肢はまずないと思うので、言ってる意味がよくわからないかもしれません。
でも、僕はドライヤーを使わない期間のおかげでそれが苦手から好きに変わりました。
そういった自らの心境の変化を経て感じることがあります。
『楽しい』『好き』ってめっちゃ大事だなぁと。
ブローを楽しいと思うようになってから探究心と向上心が半端なくなりました。
『こうしたらもっとカールが綺麗になるかも』
とか
『もうちょいテンションを・・・』
とか、すごく微妙なポイントですが、いろいろ試してみるようになりました。
なんというか、試したりすることさえも楽しいというか。
『まあ普通にブローできるからいっか』
だった今までとはキモチが全然違います。
“好きこそものの上手なれ”という言葉があるように、たぶん人って好きなものにはとことん情熱をそそぎ、上手くなるために時間やお金をつかい、苦労を惜しまないように出来てるんだと思います。
美容師をやってる方々は『美容師が好き』だからやってると思うし、向上心をもって日々トレーニングを積んでるんだと思います。
でも、その中でも『この技術が楽しい、好き』と思えるものをひとつでも多く見つけられたら、成長というか伸びは全然違うんじゃないかなぁと思います。
それから、美容に関してじゃなくても苦手なものって絶対誰にでもあるし、全部大好き!なんて人のほうが珍しいですよね。
だから苦手意識というのは仕方がない。
仕方がないんですが、それを嫌々やるよりは、好きになるきっかけを探したりしたほうが実はスキルアップの近道だったりするのかな?なんて。
周りもただやれって言うんじゃなくて、そういうポイントをさりげなく後輩に教えてあげれるような先輩とかってほんと素敵だと思います。
今回僕は恋人との別れのように、失ってみて大事さに気づいたという感じでブローが好きになりましたが、わざわざ失わなくてもちょっとした気持ちの変化や見方を変えるだけで《苦手→好き》になれるはず。
働くにしても、髪切るにしても、勉強するにしても、やっぱ楽しみながらが1番だと思います。
そんな美容師が一人でも増えることを願ってこんな記事を書いてみました・・・。
メイポールカール・・・またやってみようかなww
(外ブローは涼しくて最高です)
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