- 技術
- 2014. 07. 25
【メイク】をしないという選択肢も【メイク】
メイクしてますか?
美容師さんだと別れる所だと思うのですが、基本的に全スタッフがメイクをできる方向に導く方針の我が社です。
自分に関しては撮影時に専属アシスタントにはメイクを作らせるトレーニングなどもさせつつ、最終的に手直しやアドバイスをするなどの教育法ですね。
ま、とにかくまず大事なのは「数」ですからね。
なかなかやる機会がない「メイク」それをどう数こなしていくか?
そして「時間」。
決められた範囲の時間で如何に表現できるか?
その辺りを中心とした指導をしてますね。
ま、んでもなかなか上達していくのは難しいジャンルですよね。
さて、そんな日々の過ごし方から見えるものもあるものです。
【モノに合わせてメイクしてますか?】
大体、メイクをしてもらっていると大概…
【1から10まできっちりメイクする】
事がほとんどです。
これは的を得ている場面なら全く問題ありませんが、媒体などによっては…
「重くなったり、コンサバティブに見えたり」してよい仕上がりにならない場合があります。
そう…
「割と何も考えないで全部メイクしてしまう事が多い」のです。
カジュアルイメージでも全部メイクする。
ナチュラル。というくくりでもアイシャドウ入れまくる。
そんな場面はありませんか?
基本的に顔全体に何かを塗るということは作ろうとしているわけでナチュラル、カジュアルなどのイメージにもっていきづらいものです。
そう、*「何処かを減らす、引く」
という発想を持つことが非常に大事。と思っています。
例えば「素肌感が素敵な人だ!」と思えばファンデーションを塗らないという選択肢もある。
正に、「素の顔が素敵」と思えば「何もしない」という選択肢もある。
そう。
【メイクをしない事もメイク】
という考えを持っていると爆発的にメイク表現の幅は広がります。
なかなか勇気も入りますし難しさもあると思うのですが、私が指導するのは大概の場合そういう内容です。
それくらい…
【全部メイクしちゃってませんか?】
常にイメージに合わせ、ベストを選択していく表現幅。
メイクを選択しない事もスキルである。
そういうのも【メイク】という技術の醍醐味かもしれませんね。
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