• 取材
  • 2015. 06. 28

番外編【小林Ken × 仲谷裕治】海外進出において、一番困った事とは?

〈美容×グローバル〉対談(番外編)
POOL MAGAZINE特別対談として、Authorでもある【assort 小林Ken氏】と【株式会社ビューティーエクスペリエンス グローバル事業部 セクションマネージャー 仲谷裕治氏(MB times_仲谷裕治)】による〈美容×グローバル〉対談が実現。
前編/後編/番外編による全3回でお届け致します。
前編:“日本人美容師”が海外で勝つために必要な事。
後編:“日本人美容師”が進出しやすいアジア・ASEANの国とは?
メニュー開発の先行事例は、飲食業界!?

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編集部:

先ほど、少し飲食業界の事例が出ましたが飲食業界は参考にしていますか?

Ken:

意識しているつもりはないんですが
海外に行くと、「一風堂」はどこにでもあるんですよ!
しかも一時的な流行りではなく、常にすごい人が並んでる。
同じことは出来ないけど、ヒントがあるんじゃないかなと思ってます。

仲谷:

面白いのは、メニュー開発において、ローカライズし過ぎてる所は、イマイチ流行ってないんですよね。
その点、「CoCo壱番屋」は日本と味変わらないし凄い流行ってる。バンコクでも、香港でも。

ある程度、ローカライズはするけど、完全にローカライズしてしまうと(企業として軸をなくしてしまうと)日系である魅力が何もなくなってしまうような気がします。
「リンガーハット」も良いですよね。何も変わらない。

日本と海外でのブランドに対する考え方の違い

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Ken:

サロンはやらないんですか?

仲谷:

現状はありません。
コンセプトサロンは、考えなきゃいけないと思ってます。

ちょっと脱線しますが、美容室において
日本だとメーカー名は全面に出さないじゃないですか?
むしろ出したくない、みたいな。だけど、海外は逆なんですよね。
タオルとかクロスとかワゴンとか、全部メーカーロゴが入ってる。
海外においては多くの場合、それを求められるんですよね。

Ken:

海外はブランド社会ですよね。
僕は「スタバ」とコラボするのが夢です 笑
日本はコラボが少ないと思う。
もっと色々、異業種とコラボしたい。
例えば、薬局と美容室のコラボとか、、最強ですよね。

海外出店において困ったことは?

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仲谷:

ちなみになんですが、海外出店して一番困った事は何ですか?

Ken:

問題はたくさんあるんですが、僕はそれが面白いと思うんです。
「日本ではこうなのに」とか「弁護士問題」とか、色々あるんですが
でも、その違いが楽しいというか 笑
だからあまり大変と思ったことがないんですね。

むしろ、問題はすべて財産に変わるかなと思ってます。

しいていえば、言った言わないとか、時差による「コミュニケーション」の問題でしょうか。
特に日本人の性格上の点でいうと
「返事待ち」
相手が忙しから、、とか変な気遣い。
すぐに会うか、すぐに電話しようよ!と 笑
返事待ちしてると進まないので、「悪気なくグイグイ行こうよ!」と。

仲谷:

海外では、言いたいことを全部直球で言ってきますもんね
困惑してしまうケースもあります 笑

Ken:

お互い言いたい事言って、気持ちいい所で収まれば良い。
収まらなかったら「縁」がなかったという事でいいんじゃないかなと思います。

仲谷:

日本人は、物事をアバウトなグレーにして収める傾向にあるじゃないですか。
商談一つにしても、白黒つけずに融通が利く幅を残しておく。
海外だとすぐに契約書。
こういう部分に関して、最初の頃は慣れなかったです。

Ken:

僕は逆にアメリカで育ったので、日本では順応する方で、海外の方が違和感がない。
例えば
香港は、アメリカと日本の間の感じです。
不動産に関しては日本に近いし、その他はアメリカの方が近いかなと感じました。

それと、日本人は舐められる傾向にあって、僕は全部英語で商談します。
もっと言うと、業者も、できればですが、日系を選ばないんです。
現地の業者を選ぶ 笑 内装とか。
どうしても日系の業者は、割高な気がしてしまうんです。

ただ、現地の業者は後から問題起きるので
なんだかんだ日系の業者の方が安くなる 笑

でも結局、そういうトラブルが楽しいんですよね 笑

仲谷:

なるほどですね。
海外進出において、トラブルが楽しめるかどうかは大事ですよね。
今日はありがとうございました。

Ken:

こちらこそありがとうございました。

 

— 編集後記 —

対談を企画する際【海外ならではの何か】を期待していた。
言うならば【成功の秘訣】があるのではないかと。
しかし、そんな浅はかな期待は良い意味で裏切られた。

お二人の対談は一貫しており
「日本である事、海外である事はビジネスとして本質的な違いはなく、そこに暮らす人々を”美容”を通して幸せにする事」それが全てであり、
その為に「そこに暮らす人々・文化を知る事、体験する事」
更に、物理的な違いや、トラブルは楽しもう!成長の糧。
それこそが【成功の秘訣】である、と。

どんな業界でも、どんな国においても「人」と「人」の関わりの中での営みである事を再認識させて頂いた、あっという間の2時間でした。
一人でも多くの人の学びになれば幸いです。

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