- コラム
- 2015. 05. 30
若者よ、強くなれ!
どうも。
LIMの統括ディレクターのKANTAROです。
現在、ロンドンに滞在中です。
ロンドンには、たくさんの日本の若い子たちが『ワーキングホリデー』や『学生ビザ』やらで滞在しています。
若い子たちはみんな、色々なことを学んだり、感じたり、体感したりするために、ロンドンに来ている模様です。
ロンドンで滞在する為には、そう言った『働くことができる権利』を持ったビザ意外にも、『観光ビザ』というもので6ヶ月間もの間、ロンドンに滞在することが可能です。
しかし、『観光ビザ』で6ヶ月間滞在することは、可能は可能ですが、物価が日本の2倍以上あるロンドンでは、一ヶ月にかかる生活コストがハンパないので、よっぽどの『ゆとり』がある人間でなければ、働かずして6ヶ月を耐え忍ぶのは大変なことかと思われます。
なので、やはり、殆どの若者は『ワーキングホリデー』か『学生ビザ』で働きながら滞在しているという状況であるようです。
ちなみに『学生ビザ』も、1週間に働ける時間が決められているので、お小遣い稼ぎにしかならないことが殆どです。
更にもう一つ、普通に『労働ビザ』を取得しようと思っても、英語レベルはかなり高いレベルがないと『労働ビザ』を取得するのは難しいですし、殆どが高卒上がりの美容師なんかであると、まず『労働ビザ』を取得するのは『無理』と言っても過言ではないと思います。
まぁ、ロンドンでの生活事情や実態はそういう感じです。
そんな状況の中で、どうにか美容室、ヘアサロンで働こうと思えば、単純ですが『不法労働』をするしかありません。
ロンドンの日本人サロンにも、度々、労働局がチェックに来て、不法労働をしている日本人が捕まって、強制帰国させられている人も少なくないそうです。
どこかの国の人が日本で不法労働している状況と全く一緒です。
『勉強したい若者』と『人手が欲しい日本人サロン』の利害関係が一致して、そのような状況が生まれているようです。
しかし、利害関係が一致しているとは言え、じっくりとその実態を観ていると、やっぱり実態は『汚れている』ように見えます。
『良いように利用するサロン』と、『良いように利用される若者』です。
もちろん、すべてのサロンや若者がそうであるわけではありませんが、一部のところではそのような関係が成り立っているようです。
そう言った状況を目の当たりにして、カンタロウが、『一体、何が言いたいのか?』と言うと、ただ一言だけ、
『若者よ、強くなれ!』
と言うことだけです!
若い頃に海外に出ることは、悪いことではありませんが、あまりにも若く、美容師として無能な(カットなどもできない)状態で、『ワーキングホリデー』を取得しても、あまり良い状況にはなりません。
実際に、現場では何もできないからです。
『ワーキングホリデー』はイギリスでは2年間です。
『何もできない人間』が2年間では、何もできないまま終わってしまうのです。
(何もできないというのは、ヘアカット、ヘアデザインが出来ないという意味です。)
『勉強した!』と言っても、始めは英語もろくにできないので、日本人の師匠にくっ付いていくだけです。
それなら、日本でもできますよね。。。
日本でも出来るようなことをロンドンでやってたら勿体ないでしょ?
せっかくロンドンに居るんだから、ここでしか出来ない学びを得る事が重要です!
カンタロウが言う具体的な『強くなれ!』と言うのは、
1、英語をしっかりと勉強して、ある程度のコミュニケーション能力を身につけておくこと。
2、美容師としての能力をしっかりと高めておくこと。
この二つをしっかりと持ってして、『ワーキングホリデー』を獲得しロンドンに乗り込むことができれば、それはそれは素晴らしい2年間になること間違いなしです!
なので、美容師の場合は25歳以上ぐらい(スタイリスト歴が2年ぐらいある人)にオススメです!
あまりにも若い時に『ワーキングホリデー』を取得するのはオススメできません。
強くなって、戦いに来てください。
そしてその、戦いの中で学んでください。
これが、カンタロウがロンドンで感じている素直な実感です。
最後にもう一度。
若者よ、強くなれ!そして、戦え!
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