• 集客
  • 2014. 09. 29

サロンのブランディングと価格について

BY KANTARO KANTARO

どうも。

LIM統括ディレクターのカンタロウです。

早速ですが、、、、。

日本全国のコンビニエンスストアの数よりも、圧倒的に多く点在していると言われるヘアサロンですが、これだけヘアサロンが多いと、もちろんの事、過酷な『生存競争』が繰り広げられているわけなんですよね。

 

そんな中で『誰かを蹴落とす』とかって言うような、『醜い生き残り方』ではなく、

どの様に他者(他社)との『差異』を生み出し、お客様に価値を感じて頂くか?

という、いわゆる『ブランディング』というものがとても重要視された時代もありました。

しかし、この『ブランディング』というのが、実際にはとても難しいマーケティングでしてね、、、。

みんな一生懸命に勉強しても、なかなか他者(他社)との『差異』を生み出す事ができないもんなんですよ、、、、。

それで、『ブランディング』があまりにも難しいから、な〜んとなく、そういう事にチャレンジする風潮も無くなっていってしまってる今日この頃なんですよね。。。

結果的に、この『差異』を生み出しブランディングが出来た美容師(ヘアサロン)と出来なかった美容師(ヘアサロン)に、決定的な『勝ち組』と『負け組』という差が出てしまうという事態が、これからもさらに露呈してきそう気配を感じています。。。。

 

そこでその次の段階として、

もっと簡単に『差異』を生み出す方法

として、『価格をコントロールする』という手法が、一般的に用いられる様になってきました。

同じ様な技術やサービスなら、他よりも安い価格にするれば、他者(他社)と差を付ける事が出来るはず。

という、いわゆる『簡単な方法』を取って来た訳です。

(まぁ、クオリティーをキープしながらも最安値にするには、徹底的な経費削減など、実際は簡単ではないんですけどね、、、。)

しかし、自分達にとって『簡単なこと』は、他者(他社)にとっても『簡単なこと』になるわけでして。

他社(他社)との『差異』を『価格』で付けるのはそんなに難しい事ではありません。

なので、他者(他社)はさらに『高品質で安いサービス』を提供しようと努力をしていきます。

そしてまた、そのまた他社(他社)もさらに高品質で、さらに安いサービスを提供しようと努力して。。。。

そう言うスパイラルが台風の様に勢力を増しながら起こっていくわけですよ。。。

結果的には、『ここで限界だ。』と思われる価格にまで下がりきった時、結局のところ『価格による差異』というものは感じられなくなり、また消えてしまうのです、、、、。

今の美容業界の実態の段階は、ここまできてるのかもしれませんね、、、、。

ただひとつ、『良い事』としては、お客様達にとっては

『技術やサービスのクオリティーは高いくせに、低価格である』

という『コストパフォーマンス』の高いものを手に入れる事が出来る様になりますので、一般的な目線から見ると、とても良い世の中になったと言うこともできるとおもいます。

『UNIQLO』なんかもその類いのひとつだと思いますし、『吉野家』などの牛丼チェーン店なんかも、その類いのようなものではないでしょうか?

確か、、、。

牛丼なんかは、昔は一杯500円だったと思いますけど、、、、。

今の若い人に、

「牛丼一杯が500円だったことなんかイメージ出来ますか?同じ味、同じサービスで500円ですけど食べにいきますか?」

って聞いたら、

「なんで牛丼に500円も払わなくちゃいけないの???」

って答えるっんじゃないでしょうかね。。。

勿論、今でも『老舗』と言われる様な牛丼屋で食べれば、一杯500円なんかじゃ済まないとはおもいますけどね、、、。

まぁ、何が言いたいかと言うと、、、、。

ヘアサロンの低価格が原因で、お客様がヘアサロンで一回の利用時に支払われる『客単価』というものが下がって来ている。

という事態を問題視している美容関係の方も多いと思いますが、それはそれで、ヘアサロン全体がそういう『生き残り方』を選んできた結果な訳ですし、既にお客様の感覚や時代の空気というものも、そういう感じになってしまっているんだから、カンタロウとしては、

『今のヘアサロンの一般的な価格は、もはやそんなもんなんじゃないのかな?』

なんて思ったりする訳なんですよね。。。

もしも、それでも問題だと思っているなら、、、。

残る手段は、違う所で『差異』を出せるように努力や工夫をするしかない訳でね、、、。

 

それなりの『努力』や『工夫』があれば、きっとお客様にも伝わるはずだと思うんですよね。

 

周りのサロンが『低価格』になっている事を問題視して、そのような状況にレベルをあわせているようなら、その人(そのヘアサロン)が『その程度』なんだと思います。

吉野家が安い牛丼を提供するからって、老舗の牛丼屋が300円の牛丼を売る必要は無いんですよ、、、。

 

 

とかなんとか言いながらも、まぁ、カンタロウが所属する『LIMグループ』でも、リクルート社が運営する最強の新規獲得ツール『ホットペッパー』を利用しているんですけどね。

これも『LIMとしての捉え方』としては、あくまでも、

『新規のお客様がとりあえずお試しというかたちでご来店しやすくなる為のきっかけづくり』

として捉えている訳で、『2回目以降にご来店されるかどうか?』は、やっぱりその人(ヘアサロン)の実力が重要で、結果的には、お客様に『YES or NO』を試されるのではないでしょうか?

 

『ホットペッパー』などをみて、安さにに釣られてご来店されるお客様は、どうせ定着しないでしょ。。。

 

なんていう、『自分の実力』を棚に上げて、『お客様の性質』の性にする様な『どうしようもない奴』もいたりしますが、そんなことを言う奴ほど、そもそもお客様がたいしていなかったりするものですよね。。。

 

お客様に本当に満足して頂き、お客様を本当に感動させる事が出来れば、お客様はきっと自分のファンになってくれるはずだ!

なんていう事をイメージ出来なかったり、信じることが出来ずに仕事をしているような美容師は、はっきり言ってクズですよ、、、、。

クズ美容師です。

お客様を馬鹿にし過ぎです。。。。。

そんな美容師に担当して欲しく無いはずです。。。

お客様は『安いから来ている』んではないんですよ。。。

『価格に納得していない』から来ないんですよ。。。

意識調査とかでも、『サロンを変えた理由』の上位に『高いから』というのがランクインしますが、それも、技術やサービスのクオリティーに対して『高い』と言ってる事に気が付かないといけません。

2000円のカットでも気に入らなければ『高い』ですし、8000円のカットでも気に入れば『安い』んですよ。。。

そういう、『自分の判断基準』を持ったお客様をカンタロウは狙っていきたんですよね。。。

 

現在、カンタロウのカットは10800円です。(税込み)

 

世間の美容師と比べると『高い』という価格である事は重々理解しています。

なのでその分、『高い』ものに意味や価値のある仕事をしなければいけないと思い、お客様と戦っています。

良い仕事をし、納得させ、感動させる事が出来れば、

『高いけど、仕方ないよね、、、。やっぱりカンタロウさんじゃないとね、、、。』

と言わせるような『戦い』です。

そう言わせたくて、カンタロウは日々、頑張って最高の技術とサービスを提供出来る様に努力と工夫をしているんですよ。

カンタロウブランドは価格にも比例させています。

 

さて、話しを戻しますが、ヘアサロンの低価格化に対して、どう思うか?ですが、、、。

どっちでもいいです。

 

自分には関係ないです。

 

ヘアサロンの低価格に苦言を訂すならば、同じ様に、トップクラスのヘアデザイナーの低価格っぷりにも苦言を訂すべきです。

 

そしてまた、そんな事を言ってる暇があったら、自分(自分たちの会社)がどうするべきかだけに集中するべきです。

とにかく、どっちでも良いので迷わずに、『こっちだ!』と決めて選んだ方へと突き進む事です。

どちらにもリスクは同じ様にありますしね、、、、。

なんだかんだ言っても、

自分がどうありたいか?

ってことだけが、一番大切なんじゃないでしょうかね?

俺は40歳になったら、もっと高くします☆

POOLMAGAZINE公式LINE@
おすすめの記事をお届け!
友だち追加

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

NEW ENTRY

最新記事のつづきを見る

CATEGORY

POPULAR ENTRY

Six by ネイル大学

BACK TO TOP